あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

ありがとうございました。原田のぶおさん

 突然の訃報でした。原田信夫さんは病院に行こうと家を出て、倒れてしまったそうです。

 昭和4年に生まれたのぶおさんはきみさんと結婚され、二人の子どもさんに恵まれました。息子の俊広さんは福島高校を卒業し、法務局に努めましたが、間もなく民主青年同盟の専従になりました。最初は驚いたようですが、息子さんが平和で住みよい社会をつくるために社会進歩のために頑張る生き方を選択したことを理解し、支援してきました。きみさんと力を合わせて働き、保原町に家を求めて、移り住んでから20年になりました。いつもあたたかい支援をいただいてきました。

 私が国政選挙に立候補した時に、街頭の訴えをじっと聞いていてくれている人がいました。終わると拍手をしてくれます。宣伝カーは町から町へ移動して走ります。宣伝カーの後ろをバイクで走り、次の町でも、その次の町でも聞いてくれました。それが原田のぶおさんでした。選挙の時のチラシまきも、私の息子とこの地域、あの地域とこつこつと地図を塗りながら取り組んでいました。コーヒーが好きで、豆を挽いて入れてもらいました。寒い時に温まるからとラーメンを作ってくれてごちそうになったときもありました。本当にありがとうございました。今、大事な時、遺志を継いで頑張ります。88年間ご苦労様でした。

水素社会はほんとうにエコでクリーンか?学習会でわかったとんでもない中身

 7月13日(木)水素社会は「ほんとうにエコでクリーンなのか?」を学ぶ学習会が環境ジャーナリスト、科学ライターの小澤祥司さんを招いて開かれました。

 福島県は国あげて進める「水素社会の実現」に貢献するためとして原発事故からの復興の取り組みとして、再生可能エネルギー普及と水素ステーション燃料電池自動車普及を一体的に推進しています。

 東北電力浪江町の浪江・小高原発の旧予定地を世界最大規模の水素製造工場の立地場所として町へ譲渡し、東京オリンピックまでに首都圏などへの供給を実現させるとしています。しかし、環境面、安全性、経済性など導入には疑問だらけです。「水素エネルギー」は何らかのエネルギー源から加工・変換しなければならない2次エネルギーで、変換を繰り返すたびにエネルギーが失われ、エネルギーの無駄の塊と小沢さんは語りました。

 第二次安倍政権で「水素社会の実現に向けた取り組みの加速」が位置付けられ、トヨタ燃料電池車(約700万円)ミライを発表。福島県では1か所の建設費が4億から5億円といわれる高価な水素ステーションを郡山と福島に設置。今年度予算で燃料電池車5台分を予算化しました。700万円の車に国が2百万、県が百万の助成をしますが、一般の県民には程遠い話です。国のエネルギー基本計画に水素社会を盛り込んだのは「水素議連」(会長小池百合子東京都知事)と言われます。福島新エネ社会構想2017年度予算総額754億円のうち水素関連が197億円。これだけの予算を介護や子育て、暮らしに向けてほしい!

f:id:abe-yumiko:20170714141128j:plain

f:id:abe-yumiko:20170714141306j:plain

f:id:abe-yumiko:20170714141627j:plain

f:id:abe-yumiko:20170714141758j:plain