あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

安倍暴走政治から平和・安全・暮らしを守る県の役割発揮を―9月県議会へ知事申し入れ

 9月1日(金)9月県議会に向けての知事申し入れを行いました。

 観測史上例を見ない長雨の影響が心配されるなか、原発事故から7年目を迎えている福島県。今なお、5万6千人余(県発表、市町村集計では9万人余)が避難生活を強いられています。国は避難指示解除、賠償打ち切り、住宅支援打ち切りを進め、東京電力の新経営陣が「トリチウム汚染水の海洋放出を判断している」「原子力は必要との国民の声もある。原発を動かすのも東電の責任だ」などと発言しています。

 国際的には国連で画期的な核兵器禁止条約採択に日本が参加しない中、北朝鮮国連安保理決議を無視して弾道ミサイル発射を強行するという激動の情勢です。

 高すぎる国保税は来年4月に国保財政運営が県に移管となることに伴う対応や子どもたちを取り巻く状況も不登校が増え続け、過去最高の1800人を超え、児童虐待では福島県が前年度からの伸び率が全国一になるなど深刻な状況を踏まえた対応などが求められます。

1.安倍暴走政治から平和・安全・暮らしを守る県の役割発揮を

2.「原発ゼロ」-福島切り捨て許さず、県民に寄り添った復興を

3.避難指示解除と避難者支援について

4.医療・介護・福祉の充実で、福祉型の県政を

5.人格の完成をはぐくむ豊かな教育の実現に向けて

6.商工業、農林水産振興について

7.公共交通体系の拡充について

8.災害対策について

の8項目について申し入れを行いました。

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子育てや教育にお金がかかりすぎる―子どもを産めない理由

 北海道・東北六県議会議員研究交流大会では第1分科会「人口減少対策について」第2分科会「医療提供体制の確保・充実について」第3分科会「地域産業の競争力強化について」の3分科会で各道・県からの報告を受け、意見交換を行いました。

 第1分科会「人口減少対策について」は北海道・東北六県から37人の議員が出席しました。私は特殊出生率(1人の女性が生涯に産むとされる子どもの数)を引き上げるためにどうしたらいいのかとの共通の問題を考える参考に注目している調査を紹介しました。■夫婦の出産意識調査では(2014年、タマホーム株が立ち上げた「ImoreBaby応援団」の調査)子どもは何人産みたいかの問いに「2人」「3人」と2人以上と答えた人は76,7%と多くの人が2人以上こどもがいる家庭を望んでいることが明らかです。しかし「2人目の壁」があり、なかなか2人目の出産に踏み出せない理由で最も多いのが「経済的理由」で88,5%になっています。子どもが産めない理由のトップが「子育てや教育にお金がかかりすぎる」ことであるのです。裏返せば、子育てや教育にお金がかからないようにすれば、子どもを安心して産み、育てることができる社会することができるということです。やるべきことは明確ではないでしょうか。

 そこで問題なのは教育への公的支出割合(対GDP、ユネスコ資料)が日本は3,6%と世界の中で最も多いデンマークの8,4%の半分以下でしかないということです。先進諸国24か国比較でも下から3番目です。子育ての予算増額を国に求めていかねばならないと思います。

 ■もう一つは労働条件の改善です。長時間労働や派遣労働などの不安定雇用を改善して、夫婦が協力し合って、安定した家庭生活を営むことができるようにすることが重要です。

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 人口減少が続く中で、減少を食い止め、人口増に転じている市町村の取り組みがあります。福島県でも大玉村は40年間、減少することなく増えていますが、このような取り組みに学ぶことだと思います。

 予算をどこに重点的に使うかが問われる問題でもあります。子どもは未来です。今、日本では児童虐待が過去最高となっています。子どもを大切にする国にするためにしっかり予算を使ってもらように私たちもがんばります。県や市町村でも頑張ると同時に国にしっかり求めて行きましょう。

 

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北海道・東北六県議会議員研究交流大会

 8月30日(水)秋田ビューホテルを会場に北海道東北六県議員研究交流大会が開かれました。開会あいさつに立った秋田県議会議長、来賓挨拶の秋田県知事も冒頭に北朝鮮の核ミサイル発射に触れて、遺憾の意を語りました。前日の29日、北海道・東北六県の議長会議開閉会後記者会見が行われたとのことです。基調講演は株式会社わらび座代表取締役社長の山川龍巳氏が「地域力とリージヨナルシアターの役割」について語りました。歌って踊れる社長ですとの自己紹介で始まり、原太郎さんらが東京から秋田の地に拠点をつくり、わらび座の活動に取り組んできた歴史を紹介しながら、どのような考えで演劇と観光をつなぐなどの多角的な取り組みに変化してきたかなどを語りました。

 もう50年近くなると思いますが、保原町の旧小学校体育館でわらび座公演に取り組んだことを思い出します。町民の皆さんが座布団を抱えて、開会前から会場にやってきて、開会を待っていました。開幕のソーラン節は2人か3人の少人数でしたが、その迫力に目を見張る感動をしたことが今でもよみがえってきます。のんちゃんの家に泊まり込みでオルグに来ていたやっこちゃんは今、どうしているのかな?

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青森県平川市のねぷた―各地区から駅前道路に勢ぞろいする見事なねぷた

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平川市で最も大きなねぷた。高さ11メーターあり、日本一、世界一大きなねぷたとのこと。裏側の絵は美しい女性の姿で、表と対照的でした。それにしても平川市のアップルランドまで保原駅から福島市で乗り換え、仙台市新青森弘前と4回の乗り換えで遠かった。

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両親が生きているうちに無実の守大助さん(北陵クリニック事件)を刑務所から救い出しましょう!

 8月27日(日)福島市アオウゼで「守大助さんを救う集会」「守大助さんを守る福島・伊達の会」総会が開かれました。テレビニュースで、センセーショナルに患者に筋弛緩剤を投与、数名が死亡と報道され、てっきり守大助さんが犯人にされ、「どうして、結婚前の若者が何人も人を殺すなんてことをやるのだろう」と理解ができないでいながら、報道を信じていました。しかし、これはおかしいことだらけ、内容を知るにつけ、その背景が見えてきました。

 事件の背景となった北陵クリニックという病院がどんな病院かがわかると「なるほど」とうなづける内容です。集会では大助さんのご両親と大助さんと一緒に仕事をしていた元同僚の篠原幸子さんが話をされました。篠原さんが事情聴取された調書が話した通りではなく、捻じ曲げられていたことなど、貴重な話を聞くことができました。北陵クリニックは事件とされ、守さんが犯人とされることによって結果的に足利銀行から借りた13億円の借金は返済無しとなりました。医学的にも、筋弛緩剤で殺人などあり得ないことがいろいろなことから証明されることなのに、守大助さんは29歳で牢にとらわれ、41歳を迎えました。無実の守さんを牢から早く出してやりたい。力を合わせましょう。当日、開会前に吉田さんがサキスフオンでオーバーザレンボウ、見上げてごらんを吹きました。胸にしみいる音色でした。

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東北から高橋ちづ子衆議院議員とふなやま由美比例候補二人の当選を!後援会活動を楽しく、元気に進めましょう

 8月25、26日の二日間、青森県南田温泉で「日本共産党後援会東北ブロック交流・決起集会」が開かれました。昨年の参議院選挙では野党共闘で東北ブロックでは5議席獲得で大きな前進を勝ち取り、いわぶち友参議院議員を誕生させました。その後、都議会選挙では都民ファーストの大風にも負けず、日本共産党は17から2議席増やして19議席を獲得し前進し、続く、仙台市長選挙では市民と野党が共闘し、自公支持候補との激戦を制し郡和子氏初当選で勝利しました。

 暮らしも平和も壊す安倍暴走政治を変える確かな力、日本共産党への大きな期待が広がっている時、期待に応えて奮闘しようと今日の情勢を学び、各地の取り組みを交流しました。「総選挙にこうして勝つ」と話された田熊和貴中央委員会選対局員の話は今、どのような構えで、何を重視することが大切かがよくわかり、目から鱗の話でした。各地の単位講演会や青年、女性、労働者などの分野別後援会など21人の発言は学ぶことがたくさんです。即実践です。

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