あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

地域のみなさんに支えられて、第15回ボネールチャリティーコンサート

 さわやかな秋晴れになりました。ボネールのチャリティーコンサートも15回を重ねました。最初の頃はメンバーさんはお客さん、参加者の皆さんと顔を合わせるのも恥ずかしい感じでしたが、今では会場の準備から、司会、演奏とスムーズに役割をはたしています。渡部さんのギター演奏の「アルファンブラ」もトチル回数も少なくなり、滑らかに流れています。

 今年はオカリナアンサンブル「風香」の演奏も参加者を魅了しました。初回から出演している沖縄在住のソプラノ歌手あべたみこさんは椰子の実、月桃、オペラ「リナウド」彼方の光を歌い上げ、アンコールで歌った「母」が流れると会場からすすり泣きが聞こえてきました。今回初登場のピアノ伴奏の田中芙美さんはショパンノクターンを弾き、会場を魅了しました。最後に保原高校合唱部・吹奏楽部の演奏は会場を盛り上げ、水戸黄門マツケンサンバでは会場が一体になって手拍子でこたえ、楽しい、心に残るコンサートになりました。

f:id:abe-yumiko:20170912115627j:plain

 

f:id:abe-yumiko:20170912115327j:plain

f:id:abe-yumiko:20170912115503j:plain

大きな楽器で体が隠れてしまいます。

f:id:abe-yumiko:20170912115828j:plain

それぞれの地で奮闘していることが伝わってきます。-農林水産常任委員会県外調査

 9月5日(火)から7日(木)まで県議会農林水産常任委員会県外調査が行われました。5日は高知県佐川町の自伐型林業を視察。自伐型林業とは●皆伐をせずに間伐を繰り返す、超長伐期施業で、●高性能機械を導入するよりも、雇用を生み出すことができるとされています。●大型の高性能機械は導入せず、設備投資とランニングコストを抑えることで、参入障壁を下げつつ収入を増やす。●高密度に作業道を施設し(300M/ha.)、車両による搬出間伐を基本とする。作業道はできるだけ、切土高を1.4M以内に収め、道幅も作業車輌に必要な幅にして、山に優しく災害に強い道づくりを基本とするとされています。

 佐川町の地方創生(総合戦略)の一環として取り組まれています。豊かにある資源をどう生かし、雇用につなげ、地域の活力を生み出していけばいいのか、今、どこにでも問われる問題だと思いますが、新しい若い町長誕生後、取り組みが始まったところという印象を受けました。何とかしていきたいという熱意は伝わってきました。今後の経過を期待したいと思います。

f:id:abe-yumiko:20170914111426j:plain

f:id:abe-yumiko:20170914111650j:plain

森林全体の樹種別色分け図や段採図を作り、どこから進めるかなどの検討を行っていました。

f:id:abe-yumiko:20170914112700j:plain

f:id:abe-yumiko:20170914113437j:plain

佐川町は日本植物学の父といわれた牧野富太郎氏の誕生の地です。

第34回希望の集い(だて手をつなぐ親の会)

 だて手をつなぐ親の会主催の第34回希望のつどいが9月3日(日)川俣町中央公民館で開かれました。コスキン演奏に続いて、華やかな衣装に身を包んだチャカレーラ(コスキン踊り)が披露されました。スカートをくるくる広げて踊る華やかな姿を写真で紹介したかったのですが残念。想像してください。

安倍暴走政治から平和・安全・暮らしを守る県の役割発揮を―9月県議会へ知事申し入れ

 9月1日(金)9月県議会に向けての知事申し入れを行いました。

 観測史上例を見ない長雨の影響が心配されるなか、原発事故から7年目を迎えている福島県。今なお、5万6千人余(県発表、市町村集計では9万人余)が避難生活を強いられています。国は避難指示解除、賠償打ち切り、住宅支援打ち切りを進め、東京電力の新経営陣が「トリチウム汚染水の海洋放出を判断している」「原子力は必要との国民の声もある。原発を動かすのも東電の責任だ」などと発言しています。

 国際的には国連で画期的な核兵器禁止条約採択に日本が参加しない中、北朝鮮国連安保理決議を無視して弾道ミサイル発射を強行するという激動の情勢です。

 高すぎる国保税は来年4月に国保財政運営が県に移管となることに伴う対応や子どもたちを取り巻く状況も不登校が増え続け、過去最高の1800人を超え、児童虐待では福島県が前年度からの伸び率が全国一になるなど深刻な状況を踏まえた対応などが求められます。

1.安倍暴走政治から平和・安全・暮らしを守る県の役割発揮を

2.「原発ゼロ」-福島切り捨て許さず、県民に寄り添った復興を

3.避難指示解除と避難者支援について

4.医療・介護・福祉の充実で、福祉型の県政を

5.人格の完成をはぐくむ豊かな教育の実現に向けて

6.商工業、農林水産振興について

7.公共交通体系の拡充について

8.災害対策について

の8項目について申し入れを行いました。

f:id:abe-yumiko:20170904124053j:plain

 

f:id:abe-yumiko:20170904124234j:plain

子育てや教育にお金がかかりすぎる―子どもを産めない理由

 北海道・東北六県議会議員研究交流大会では第1分科会「人口減少対策について」第2分科会「医療提供体制の確保・充実について」第3分科会「地域産業の競争力強化について」の3分科会で各道・県からの報告を受け、意見交換を行いました。

 第1分科会「人口減少対策について」は北海道・東北六県から37人の議員が出席しました。私は特殊出生率(1人の女性が生涯に産むとされる子どもの数)を引き上げるためにどうしたらいいのかとの共通の問題を考える参考に注目している調査を紹介しました。■夫婦の出産意識調査では(2014年、タマホーム株が立ち上げた「ImoreBaby応援団」の調査)子どもは何人産みたいかの問いに「2人」「3人」と2人以上と答えた人は76,7%と多くの人が2人以上こどもがいる家庭を望んでいることが明らかです。しかし「2人目の壁」があり、なかなか2人目の出産に踏み出せない理由で最も多いのが「経済的理由」で88,5%になっています。子どもが産めない理由のトップが「子育てや教育にお金がかかりすぎる」ことであるのです。裏返せば、子育てや教育にお金がかからないようにすれば、子どもを安心して産み、育てることができる社会することができるということです。やるべきことは明確ではないでしょうか。

 そこで問題なのは教育への公的支出割合(対GDP、ユネスコ資料)が日本は3,6%と世界の中で最も多いデンマークの8,4%の半分以下でしかないということです。先進諸国24か国比較でも下から3番目です。子育ての予算増額を国に求めていかねばならないと思います。

 ■もう一つは労働条件の改善です。長時間労働や派遣労働などの不安定雇用を改善して、夫婦が協力し合って、安定した家庭生活を営むことができるようにすることが重要です。

f:id:abe-yumiko:20170901112917j:plain

 人口減少が続く中で、減少を食い止め、人口増に転じている市町村の取り組みがあります。福島県でも大玉村は40年間、減少することなく増えていますが、このような取り組みに学ぶことだと思います。

 予算をどこに重点的に使うかが問われる問題でもあります。子どもは未来です。今、日本では児童虐待が過去最高となっています。子どもを大切にする国にするためにしっかり予算を使ってもらように私たちもがんばります。県や市町村でも頑張ると同時に国にしっかり求めて行きましょう。

 

f:id:abe-yumiko:20170901114819j:plain