あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

児童虐待の伸び率日本一の福島県―子育て支援強化を求めた宮川質問

 6月28日(木)県議会一般質問が始まりました。宮川県議は3番目の登壇です。

1.原発労働者の待遇の問題2.いわき市遠野地区の三大明神風力発電。遠野風力発電について3.児童虐待対応について4.農業政策について5.商店の維持と仕事お越しについて6.いわき市の医療提供体制について7.喜多方市の地滑り対策についてなどを取り上げました。いずれも地域の切実な問題を取り上げ、具体的な対策を求める質問でした。

 福島県は、2016年度の児童虐待件数で前年度比1.81倍、956件と増加率が全国一となりました。児童相談所の体制強化や児童福祉士の配置の基準見直しを国に求めることなどを質問しました。

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宮本県議代表質問―知事に迫る

 6月県議会代表質問が始まりました。6月25日(月)県民連合宗方保県議に続いて、日本共産党宮本県議が登壇しました。

 宮本県議が「福島第二原発廃炉については、県議会はじめ県内すべての市町村議会が決議や意見書を上げ、県内の自治体や経済団体、私たち共産党も加わる福島県復興共同センター等の市民団体などが、繰り返し国と東電への要請活動を展開、粘り強い県民運動が東電を動かした結果です。」と堂々と述べました。自民党の方からヤジが飛ぶ!なぜ?実際はそうでしょ!

 柏崎刈羽原発の再稼働を中止し、県内原発の事故収束と廃炉に集中するよう求めるべきと質問しました。

 全国の原発の再稼働について知事の明確な立場を示していくことが、今後の福島の復興を進め第二原発廃炉を推進する、その保証ではないかと再質問でも求めましたが、知事は今まで通り、全国の原発には触れない答弁で終わりました。

 東電の営業損害賠償で2倍相当の賠償を払った事業者は請求の4割しかなく、その後の追加賠償請求が600件提出されたのに、合意したのはわずかに1件しかない状況に危機意識をもって、知事を会長とする県原子力損害対策協議会の全体会開催を求めましたが、これについても触れない答弁でした。その他、〇モニタリングポストの撤去を止めるべき〇除去土壌を公共事業に活用するための二本松市の実証事業を含め、再生利用を行わないよう国に求めるべき〇原子力損害賠償問題〇障がい者施策について〇旧優生保護法に基づく優生手術について〇子育て支援について等を取り上げました。

f:id:abe-yumiko:20180627172254j:plain6月25日(月)は

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四中総実践へ―県活が開かれました。

 嘘つき安倍暴走政治、選挙で変えよう。私はパチンコ依存症の青年からお手紙をもらいました。「パチンコ依存で苦しんできた僕は日本共産党さんにパチンコをなくすため頑張ってもらいたい。」との内容です。ギャンブル依存症が70万人とも言われる時にカジノ法案を通してしまうために国会延長を決めました。過労死をもっと増やすことになってしまうと反対の声が強い「働き方改革法」もそうです。何という政権でしょう。国民の暮らしを守ることよりも財界のもうけを応援する政治。民主主義も暮らしも壊す政治を変えるために、今が頑張り時です。四中総の力を合わせて、四中総の方針を実行しましょう。

広島、長崎の悲劇を繰り返させるな、人類と原爆は共存できない、今年も平和行進で保原町商店街を行進しました。

 毎年行われる平和行進、北海道礼文島を出発した平和行進が宮城県から福島県に入りました。網走から歩き始めた通し行進者の方と大橋さおりさんとメーンの横断幕を持って、保原町商店街を行進しました。

 一歩、一歩、広島、長崎を繰り返すなと平和への願いを込めて歩き続けてきた行動などの運動が、国連で122ケ国参加の下、「核兵器禁止条約締結」に実りました。7月7日で1年を迎えます。日本は唯一の被爆国でありながら、この国連の会議に参加もしない、恥ずかしい限りです。

 しかし、世界も大きく変化しています。対決関係を続けていた米朝が首脳会談を行い、朝鮮半島の平和体制と完全な非核化で合意しました。

 粘り強く、発信を続けていくことの大切さを実感する情勢です。

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沖縄「慰霊の日」中学3年生の平和を祈る詩「生きる」に感動。この青に囲まれた美しい故郷から。真の平和を発信しよう。

 沖縄戦から73年を迎えた「慰霊の日」に朗読された中学3年生相良倫子さんの詩「生きる」に大きな感動をもらいました。この瞬間を生きる愛おしさが、沖縄戦で奪われた私と何も変わらない、懸命に生きる命だったことに思いをはせ、戦争の無意味さを、平和の大切さを詩いあげています。これからも、共に生きてゆこう。この青に囲まれた美しい故郷から。真の平和を発信しよう。一人一人が立ち上がって、みんなで未来を歩んでいこう。と呼びかけています。

 本土決戦をできるだけ伸ばすために犠牲になった沖縄。沖縄戦で20数万人、5人に一人が犠牲になっています。翁長雄志知事の「平和宣言」でも述べられていますが、日本の面積の0.6%に過ぎない沖縄に、米軍専用施設面積の約70.3%が占められています。

 私が沖縄のことを具体的に知るきっかけになったのが、青年の時の歌劇「沖縄」の出会いでした。オルグに来られた若い女性の方から土地を米軍基地に取り上げられてしまい、農民の方たちがi伊江島から那覇の町へ出かけてむしろに座りこみ、現状を訴え続けてきたことを知りました。私たちは沖縄の想いを合唱で歌いあげました。「辺野古に新基地をつくらせない」沖縄の決意と原発ゼロを発信する福島の決意を重ねた「慰霊の日」でした。