あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

浪江町前町長馬場有さん、本当にご苦労様でした。

 7月3日(火)浪江町前町長の馬場有さんの葬儀が南相馬市で行われました。私たち土木常任委員会はちょうど現地調査で南相馬市に行きました。葬儀の会場を遠くから拝見しました。心からご冥福をお祈りいたします。原発事故後、何度か馬場さんの講演を聞きました。原発事故直後、放射能の汚染状況を示すスピーデーの開示もされず、原発の状況についてもどこからも伝わらない中で、他町が避難をしていることをテレビで知り、「原発から遠くへ避難を」と指示を出し、浪江の津島に役場機能も移動した。ところが放射線量の高いところへ、高いところへと避難の指示を出してしまい、町民を被ばくさせてしまった。ここのところに来ると、馬場町長は決まって声を詰まらせ、目頭に光るものがありました。聞きながら、その苦しい胸の内が伝わってきました。馬場町長は町民の皆さんの想いに寄り添い、原発事故からの町民の復興に向けて、東電、国にしっかり対峙してきました。本当に大変であったと思います。私たちも馬場町長の頑張りに力をいただいてきました。ご苦労様でした。心からご冥福をお祈りいたします。

松川大須地区海岸・大浜地区海岸・指導大須松川線、東日本大震災からの浜の復旧・復興を視察―土木常任委員会

f:id:abe-yumiko:20180705161355j:plain 7月3日(火)土木常任委員会の現地視察で松川大須地区海岸、大浜地区海岸、市道大須松川線の復旧事業を調査震災ました。東日本大震災の時に津波の高さはどこまで来たのか、9Mといわれていますが、実際にはそれ以上は測定できず、住民の皆さんはここまで津波が来たことを家の壁のところに印をつけているとのことでした。堤防は壊れ、壊滅的な被害を受けたところです。堤防を強化して復旧させ、道路と海岸堤防の一体構造として5919.2Mに約220億の予算です。

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通学、通勤の足として地域になくてはならない阿武隈急行30周年

 汗が流れる暑い日になりました。阿武隈急行記念式典は梁川駅前広場で行われました。沿線の首長さんはじめ全国ボランテアの皆さんなど多数の皆さんが参加をして30周年を祝いました。

 最初を飾った角田市の高蔵太鼓は初めて見ましたが、霊山太鼓とも響きが違ってなかなかのものでした。歴史を感じさせるものでした。

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原発推進の安倍政権に対峙が求められる内堀県政、子育てしやすい県、健康長寿の県、再生エネさきがけの地を目指す福島の原点が問われます。

 6月21日から7月8日までの日程で6月県議会が開かれています。

 原発事故から8年目を迎えた福島県民の暮らしと生業の復興に向けてどうあるべきかが原点から問われています。また、これから50年ともいわれる事故原発廃炉に向けて、着実な取り組みが求められています。

 目立っているのは採算が見えないロボットテストフィールドや福島医療機器開発支援センターなど福島イノベーションコースト構想関連には年間700億もの予算が組まれますが、子育て支援や教育、介護など県民の暮らしに密着しているところは相変わらず、全国最下位クラスを続けています。原発事故によって一層深刻になっています。

 日本共産党県議団は宮本県議が代表質問、宮川県議が一般質問に立ち、それぞれの常任委員会で県民の声を代弁して奮闘しています。

 賠償や住宅支援打ち切りなど原発事故はもう終わったことにして原発再稼働を進める安倍政権に対峙することが求められていますが、内堀知事は全国の原発再稼働にももの言わぬ態度を取り続けています。

 福島県児童虐待件数で前年対比1.81倍、956件と増加率が日本一、介護保険料は日本一高い、介護職員の充足率予測は74.1%と全国で最も低いなどの現状です。

福島県復興の目標、〇日本一子育てしやすい県〇長生きできる健康長寿の県〇再生可能エネルギーさきがけの地をめざして、思い切った対策が求められています。復興の在り方はなによりも人が安心して暮らせることではないでしょうか。

児童虐待の伸び率日本一の福島県―子育て支援強化を求めた宮川質問

 6月28日(木)県議会一般質問が始まりました。宮川県議は3番目の登壇です。

1.原発労働者の待遇の問題2.いわき市遠野地区の三大明神風力発電。遠野風力発電について3.児童虐待対応について4.農業政策について5.商店の維持と仕事お越しについて6.いわき市の医療提供体制について7.喜多方市の地滑り対策についてなどを取り上げました。いずれも地域の切実な問題を取り上げ、具体的な対策を求める質問でした。

 福島県は、2016年度の児童虐待件数で前年度比1.81倍、956件と増加率が全国一となりました。児童相談所の体制強化や児童福祉士の配置の基準見直しを国に求めることなどを質問しました。

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宮本県議代表質問―知事に迫る

 6月県議会代表質問が始まりました。6月25日(月)県民連合宗方保県議に続いて、日本共産党宮本県議が登壇しました。

 宮本県議が「福島第二原発廃炉については、県議会はじめ県内すべての市町村議会が決議や意見書を上げ、県内の自治体や経済団体、私たち共産党も加わる福島県復興共同センター等の市民団体などが、繰り返し国と東電への要請活動を展開、粘り強い県民運動が東電を動かした結果です。」と堂々と述べました。自民党の方からヤジが飛ぶ!なぜ?実際はそうでしょ!

 柏崎刈羽原発の再稼働を中止し、県内原発の事故収束と廃炉に集中するよう求めるべきと質問しました。

 全国の原発の再稼働について知事の明確な立場を示していくことが、今後の福島の復興を進め第二原発廃炉を推進する、その保証ではないかと再質問でも求めましたが、知事は今まで通り、全国の原発には触れない答弁で終わりました。

 東電の営業損害賠償で2倍相当の賠償を払った事業者は請求の4割しかなく、その後の追加賠償請求が600件提出されたのに、合意したのはわずかに1件しかない状況に危機意識をもって、知事を会長とする県原子力損害対策協議会の全体会開催を求めましたが、これについても触れない答弁でした。その他、〇モニタリングポストの撤去を止めるべき〇除去土壌を公共事業に活用するための二本松市の実証事業を含め、再生利用を行わないよう国に求めるべき〇原子力損害賠償問題〇障がい者施策について〇旧優生保護法に基づく優生手術について〇子育て支援について等を取り上げました。

f:id:abe-yumiko:20180627172254j:plain6月25日(月)は

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四中総実践へ―県活が開かれました。

 嘘つき安倍暴走政治、選挙で変えよう。私はパチンコ依存症の青年からお手紙をもらいました。「パチンコ依存で苦しんできた僕は日本共産党さんにパチンコをなくすため頑張ってもらいたい。」との内容です。ギャンブル依存症が70万人とも言われる時にカジノ法案を通してしまうために国会延長を決めました。過労死をもっと増やすことになってしまうと反対の声が強い「働き方改革法」もそうです。何という政権でしょう。国民の暮らしを守ることよりも財界のもうけを応援する政治。民主主義も暮らしも壊す政治を変えるために、今が頑張り時です。四中総の力を合わせて、四中総の方針を実行しましょう。