あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

許すな県立高校の格差をさらに広げる福島県立高校改革―すべての子どもたちの可能性を伸ばす平等の教育こそ必要です。

 福島県の県立高校改革が発表されました。多様な学習内容の提供及び教育の質の向上と言いながら、子どもたちを高校進学から選別し、教育の格差を広げるものにほかなりません。県立高校を6つのグループに分けます。

 1.進学指導拠点校 国内外での各分野のトップリーダーとして活躍する未来を牽引できる人材を育てたい-福島・浅香・会津・いわき高校の4校

 2.進学指導重点校 各分野のリーダーとして活躍する、社会発展に貢献できる人材育成-県北は橘・福島西・福島東ほか13校

 3.キャリア指導推進校 地域を支える核となって活躍する、社会に貢献できる人材育成-県北福島北・福島南・梁川、保原統合校・安達・本宮ほか16校

 4.職業教育推進校 各分野のリーダーや地域産業を支える核として活躍する、社会発展に貢献できる人材育成―県北は福島商業・福島明成・福島工業(二本松工業・安達東統合校)ほか18校

 5.地域共同推進校 地域創生の核となって活躍する、社会に貢献する人材育成ー川俣・湖南・猪苗代・西会津・川口・只見の6校

 6.定時制通信制 意欲をもって学習や学校生活に取り組み、主体性や社会性を身に着けた、社会に貢献できる人材育成、福島工業定時制など7校。保原高校定時制は福島中央に統合されます。しかも昼働いて夜学ぶ、夜間定時制ではなく夕間部となります。問題だらけの県立高校改革です。あるべき姿をしっかり考えようではありませんか。

大橋さおりさんと国見町を街宣、初午のなおらいで町内会の皆さんと懇談。消防団員の入会者を求む

 今日も白く雪をかぶった吾妻山の姿を眺めて街頭宣伝に出ました。消防の皆さんがあちらこちらで、消火栓の点検などを行っていました。暖かい天気の下でマイクで訴えるのも気持ちがいいものです。

 夜は町内会の消防団の直来に参加しました。消防団員になる若い人が少なくて、何か良い方法がないかの話が何人からも話されました。消防の皆さんには、夜の見回りや防災など町内会の皆さんも大変感謝しています。ありがとうございます。

街頭宣伝びより、ピンクレデイの街頭宣伝に激励の反応

 3月9日(土)午前中は支部の日曜版の配布宣伝、午後からは梁川町でピンクレデイの宣伝を行いました。マイクを持って訴えていると、車の窓から握手を求められたり、手を振って応援を示してくれる人も多く、元気の出る行動になりました。

 ある方が道路を横切って近づいてきて「娘が大変お世話になりました。昨年10月3日に亡くなりました。子宮がんでした。最後はかわいい赤ちゃんのようになりました。正直、私より先に行ってくれてよかったと思うんです。」と挨拶されたことに衝撃でした。心の病を抱え、何かと相談にのっていたMさんでした。48歳の彼女の人生を思うと

とてもやりきれない思いが募ります。かわいそうにと思ってしまいます。お母さんの最後の言葉は、今の日本の障がい者が置かれている悲しい現実を見る思いです。

 岩手県沢内村のことを映画で見た場面が思い出されます。年老いた父親が障がいの娘さんのことを施設の職員に「自分がいなくなった後は娘をよろしくお願いします」とにこやかに語り、娘さんもにこにこしている姿です。

 今日の出来事を引きずって考えてみます。

放射能汚染土壌が県内あちこちにばらまかれかねませんー除染で出た除去土壌の再生利用は許せません

 2月14日(木)から県議会が開会し、25日(月)には宮川えみ子県議が代表質問、私が27日(水)追加代表質問、3月1日(金)に宮本しつえ県議が一般質問に立ちました。原発事故からまもなく8年になろうとしています。未だに4万2千人を超える避難者がおり、震災関連死2261人、自殺者約100人、孤独死70人、本県の農林水産業も商工業も観光も原発事故前には戻っていません。

 しかし、事故原発廃炉の見通しも立っていないのに、賠償も避難者の住宅支援も打ち切りが示されています。消費税増税憲法改悪など国民の暮らしは一層厳しくなる安倍政権の下で福島県民の声を代弁して日本共産党県議団も奮闘しています。

 この中で放射能の除去土壌の再生利用問題が浮上してきました。

 放射能の除去土壌を公共事業に使う実証実験を二本松市で行うことが明らかになり、地域の皆さんの強い反対で取りやめになったのでしたが、今度は南相馬市の高速道路常磐道の盛土に使うということが明らかになり、地元の反対運動が広がっています。

 環境省は県内で発生する除染による土壌は最大量2200万㎥と見積もられ、最大99%再生利用可能と試算し、県内の公共事業で利用使用としています。朝日新聞福島放送が行った世論調査で再生利用に賛成は27%、反対は61%です。知事の曖昧な態度は許されません。福島県放射能だらけにさせないために反対の世論を広げましょう。

予算議会、1時間に及ぶ宮川県議の代表質問、県政の重要問題を問う

 2月25日(月)代表質問に宮川県議が登壇しました。国政の大問題、消費税増税、地方創生、原発問題、避難者支援打ち切り、児童虐待の対策、福島イノベーション、高齢者福祉、医師確保と医療体制について、公共交通対策、県立高校統廃合、教育問題、農業振興、再生可能エネルギーなど切実な多面的な問題を取り上げました。

 

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