あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

3.11から1年ー憲法を生かしてこの地に生きる、小森陽一さん講演会

  3月18日(日)、保原町中央公民館で憲法9条を守るだて女性の会が主催して”春を呼ぶ講演会”が開かれました。講師は9条の会事務局長、東京大学大学院教授小森陽一さんです。学ぶことは力になる。”知はちから”を改めて実感しました。私たちが生活している戦後日本の現状、原発事故に遭遇した私たちがなぜこのような困難に直面することになったのか。その背景にあるアメリカの核開発のねらい、広島、長崎の原爆投下はなぜだったのかなど、私たちの生活が大きな政治の動きに動かされていくことなどを学びました。なぜ?なぜ?なぜ?となぜは1回だけではなく3回続ければ物事をさらに深めて考えることができること、これから実行しようと思いました。「犠牲のシステム」(高橋哲哉)としての福島と沖縄はなるほどとうなづけました。       当日のアピール宣言はとてもすばらしい内容でした。そもそも原子力は兵器として開発、実用化(原子爆弾原子力潜水艦の動力炉)されたものでした。原子力の「平和利用」の一大キャンペーンのもとで導入された原発は初めから「未完成で危険な技術」だったのです。本質がズバリ書かれていると思いました。私たちは憲法9条を守るだて女性の会は「原発事故は福島で最後にしてほしい」「原発と平和は共存できない」ことを確認し、子どもや孫たちの未来のために9条を守り、生かし原発のない社会を皆さんと一緒に目指します。

 午後5時から、一品持ち寄りで行われた「小森陽一さんを囲む会」はざっくばらんに語り合い、大変楽しく、盛り上がりました。陽一さんのお母さんの小森香子さん作詞「青い空は青いままで子どもらに伝えたい」みんなで合唱になりました。山の事故で若くして亡くなられた陽一さんの妹さんまどかさんが切り絵の挿絵を書き小森香子著「山のヤーノシク」の本は私が大切にしている本のひとつです。小森さんから孫のことを理論化してみてはとのヒントをもらいました。

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