あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

6月県議会閉会ー大飯原発再稼働異議あり意見書ー全会派一致で意見書採択

 7月4日の県議会閉会日、家に戻ったら息子からさっそく質問されました。「今日の県議会意見書はどうなっているの?再稼働容認ともとれるのでは?」と。福島市議会は再稼働撤回の意見書が反対多数で否決されてしまったけど、福島県議会は被災県としてなにもあがらなかったという訳にいかないのではないか。何とかあげようと努力した結果の内容だと顛末を説明しました。

 県議会開会前日の6月18日に被災県として議長のイニシアチブで県議会冒頭で「大飯原発再稼働撤回の意見書」をあげるべきと議長申し入れを行いました。21日の代表者会議で話し合うとされたものの議長は各常任委員会に付託し、最終日に採決するとの通常の手続きで進めるとしました。日本共産党と未来ネットと「再稼働撤回」で一致し、自民・公明は「みんなが一致できるなら」となりました。しかし、県民連合は「再稼働撤回」には同意できないとし、民主・自民・未来ネットの共同提案を打診しました。未来ネットが民主の意向も受けながら、わが党との共同提案を決断し、2会派で「再稼働撤回」決議案を提出しました。民主から「被災県の意思として、全体でまとめたい」との申し入れがあり、全会派一致で県議会の意思を示すことを重視して調整を行い、この意見書内容となりました。

 毎日新聞は県議会が再稼働反対、全会一致で意見書可決と報道しました。議会のやり取りの難しさも感じましたが、47都道府県の中で、唯一福島県議会だけが原発再稼働に対し、全会派が一致した意思を示すことができたことは、今後にとっても意味を持つものと思います。

 

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