あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

保原町商工会賀詞交歓会

 1月5日保原町商工会主催の新年賀詞交歓会が市民センターで開かれました。懇親の席で皆さんからいろいろな意見を寄せていただきました。「ここは民主党金子恵美さん、自民党亀岡偉民さん、共産党の阿部裕美子さんと三党の方が挨拶をしていてすごいと思う」「阿部議員の話を聞いているとなるほどなるほどとそのとおりとうなずける。だけど、どうして選挙では支持が伸びないのでしょう」「除染のことはあんたがいうとおり」などの声が寄せられました。いろいろなご意見をよく聞いてことしもがんばります。

 

あいさつ

 

 ご紹介をいただきました県議会議員の阿部裕美子です。
 新年おめでとうございます。震災から二度目の正月を迎えました。まだ、おめでとうのことばがはばかれる想いです。 今年こそ良い年になりますようにと願わずにいられません。
 十五万人を超える福島県民が避難生活を余儀なくされ、震災に関連して亡くなった方が認定された方だけで千二百人を超え増え続けています。除染・賠償・健康管理対策と課題は山積しています。もっとスピードを上げた取り組みが求められています。
 福島県は福島第一、第二原発十基をすべて廃炉にして、原発に頼らない福島復興を新しい計画に明記して、党派を超えてオール福島で復興という難局に立ち向かっています。
 しかし、新しくできた安部政権は、原発再稼働、新増設もありうることを表明しています。日本国憲法を変えて国防軍を持ち、軍事強化を進めることを堂々と口にしています。これからの未来を生きる若い人達や子どもたちが安心して生きることができる社会にするためにどの道を選べばいいのか大変大事な選択が問われていると思います。
 戦争では多くの人々の命が犠牲になりました。原発事故では多くの人々の仕事が奪われ、夢も、人生もふるさとも奪われました。ここで問われているのは人々の命や家族の暮らしよりも企業の利益を優先させるやり方でいいのかということではないでしょうか。
 家族や地域が仲良く、安心して暮らせる社会を作るにはどうすればいいのか大いに学び、二度と悲劇を繰り返させない選択をしようではありませんか。
福島県はこれから、長期にわたる県民の健康管理をしていかなければならない「ふくしま国際医療科学センター」の建設や「福島県環境創造センター」の建設など大きな事業が目白押し、予算規模も平年の倍を超える二兆円の予算となっています。マスコミ報道では直轄地域の除染で汚染物を川に流すなどの不法行為が行われていることがとりあげられていましたが除染の予算も膨大な金額です。
 問題はそれらが大手ゼネコンの利益に吸い取られるのではなく地域に還流できるように知恵を働かせていくことだと思います。国民の懐が温まってこそ経済活力につながります。厳しい状況の中を知恵と工夫で進もうではありませんか。皆様のご健康とご検証を祈念しまして新年のご挨拶といたします。
今年も頑張りましょう。