あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

福島原発事故収束作業を国が責任をもって進めるよう申し入れ

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 福島原発事故現場では深刻な事故が連続して発生し、県民に大きな不安と不信を招いています。配電盤故障による冷却停止では爆発事故につながるのではないかとの不安が広がり、ガソリンスタンドに並んだり、避難のために荷物をまとめる人が出るなど、不安を呼び起こしました。入り込んだネズミのためにショートしたということですが、配電盤は小動物が入り込めるようなトラックの上に置いた仮設であったことや多重構造になっていない安直なやり方に驚き、怒りが沸騰しました。続いて起きたのが汚染水漏れです。素掘りの穴に3重のシートを張っただけの貯水槽。シートが破損して、汚染水漏れが起きたと伝えられていますが、明確な事故原因の説明はまだ行われてはいません。いずれも、安全第一より、コスト削減の東京電力の体質が見えてきます。

3月9日に行った日本共産党原発事故現地調査においても、毎日400トンずつ増え続ける汚染水の対策が、収束作業の最大の障害になっていることを指摘し、収束作業は東電任せではなく、国の一大事業として取り組むべき課題であることを、「収束宣言の撤回」とともに求めてきました。県民が抱えている不安を解消して、一日も早く安心して生活できる状況をつくるため、総理大臣、県知事あての7項目の要望を行いました。福島復興局木野正登、県は生活環境部長が対応しました。