あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

県議会一般質問、傍聴ありがとうございました。

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 20分間の一般質問で、被災者支援、子ども達・若者支援について、「いじめ問題」について、農業問題についてを取り上げました。

 東日本大震災から3年目を迎え、仮設住宅、みなし住宅の不便な生活から抜け出して、新たな生活再建に向かう時期に差し掛かっていますが、実態は住宅再建、事業再建のめどが立たない方が多く、いまだに15万人を超える県民が避難生活を余儀なくさ荒れています。

 仮設住宅での孤独死がすでに21人と報告されています。

 阪神・淡路大震災の「創造的復興」が被災者の生活再建よりも不要不急のインフラ整備を優先して多くの孤独死、震災関連死を生んでしまったことを私たちはしっかり教訓にしなければならない立場から避難者支援について質問しました。再質問、再々質問で論戦になったのは「自主避難者の借り上げ住宅支援について」です。県外避難者には住宅支援が行われていましたが、県内に自主避難した方達には何の支援もなく大問題となっていました。差別なく支援を行うべきだとの強い声の下で、県はようやく実施に踏み切りました。しかし、子どもと妊婦のいる世帯のみ、同一自治体への避難者は該当しないというものです。

放射線量の高い、伊達市月舘町から保原町に避難している方、福島市の大波地区から市内の低いほうへ避難している方には何の支援もなく、避難から2年以上を過ぎて、経済的にも限界に来ています。自主避難者へ線引きをして、支援を放置していることは許されない問題です。引き続いて取り組みを続けます。