あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

知らなかった沖縄の現実―映画「標的の村」を見て

 

戦後、二十数年、米軍のベトナム戦争の訓練の時に、沖縄の東村、高江の住民が、ベトナム人に扮して、訓練に参加させられていたということを知り、驚きと同時に怒りを禁じえませんでした。ベトナム人がかぶる三角の傘と服を着せられて、訓練に参加させられている昔の古い映像が映し出されました。え、こんなこと知らなかった。沖縄の歴史を改めて知り、衝撃を受けました。オスプレイが離発着する米軍ヘリパットの建設に、高江の住民は何も説明されていない、説明してくれと迫る姿。沖縄の人たちは「私たちはこれまでも座り込みで闘ってきた。いくら議会で反対だと決めても、決定に従わないで実行されるのだから、私たちは座り込みで行動するしかない。挑発には乗らない」しかし、高江の住民は国から通行妨害として訴えられ、裁判を闘いました。11歳の子供まで、現場に行ってもいないのに、被告として名前をあげられています。驚きです。自然豊かなところで暮らし続けたい、それを奪う国と米軍のやり方。この事実を多くの人に知ってほしいと強く思いました。これは福島と共通すると思いました。この映画の上映期間は短いので、お見逃しなく!