あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

怒りの中―川内原発再稼働「同意」を強行した鹿児島県

 11月7日(金)、鹿児島県議会は川内原発「再稼働に賛成する陳情」を賛成討論もせずに最大会派の自民党35人、公明党3人、その他など数の力で採決を強行しました。日本共産党1人、県民連合7人(民主・社民など)、無所属1人の9人が反対しました。反対討論は3人が行い、日本共産党のまつざき真琴県議は「福島第一原発の現状と、福島の住民の苦しみを直視すれば、原発を動かすなど考えられません」と訴えました。

 

 予定では12月の鹿児島県議会で討論されるので、福島県の復興共同センターから50人の代表団を送り、再稼働反対の要請行動を行う計画でした。しかし、急きょ、11月5~7日に臨時議会が開かれて採択され、それを受けて知事が川内原発再稼働「同意」を表明する。との話を聞き、福島から12名の代表団を鹿児島へ送ることになり、日本共産党県議団からは私と長谷部県議が加わりました。

 

 驚いたことに鹿児島県庁は県が取り付けたバリケードに囲まれていました。初めて見る異様な光景でした。本会議が開かれた7日は県庁の入り口に県職員が三重に並んでガードをして県民が県庁に入ることを阻止しているのです。戒厳令が敷かれたような中で再稼働の同意が決められたのです。これが民主主義といえるでしょうか?あらためて、ここから戦いの一歩にしようと決意を固めました。

 

 原発事故で未曾有の困難に直面している現地から県知事や県議会議長、県議会各会派へ原発再稼働に同意しないことを求める要請文を届けることも3人だけと制限されました。県庁前で開かれた集会に参加をし、記者会見を行いました。