あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

多喜二が小説書いて殺されるなんて、「母(劇映画)」に大きな感動、あの時代に逆戻りさせないために

 三浦綾子原作「母」の映画上映に大きな感動をもらいました。国家権力の拷問によって29歳で命を奪われた小林多喜二の母、セキを演じた女優の寺島しのぶさんは「多喜二の母セキという人を自分の体を通してほんとうに心から尊敬しました。強さ、逞しさ、優しさ、何よりも自分の子どもを大きな愛で包んであげる信頼する心。、、、  どんな苦難をも受け入れて前向きに進み続ける姿に女性としてだけではなく人間としての強さを感じました。」と述べています。多喜二が育った父、母とのかかわりなど、その温かさと小説を書くことが命がけであった軍国主義時代の対比も鮮明で、二度とこのような時代を繰り返してはならないとの思いがこみ上げてくる。

 前作も見たが、今度の映画「母」の監督、山田火砂子さんが「母から子どもを奪う戦争の愚かさを知ってほしい」と84歳でメガホンを持った心意気が伝わってきました。多くの人に見てもらいたい映画です。

f:id:abeyumiko:20170725120729j:plain