あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

超大型店イオンモールの出店で、近隣市町は元気の火が消える

 イオンモール(本社・千葉市)が伊達市堂ノ内地区に整備するとしている超大型店の概要が報道されました。敷地面積は約19万5千㎡、施設面積は約10万㎡で東北地方のイオンモール中、最大規模で山形県浜通りからの誘客も目指すとされています。

 かって、1990年代にイオンが同地に出店計画を明らかにした時には近隣市町、商工会などが地域経済に甚大な影響を及ぼし、地域を疲弊させるものとして反対運動がおこり、研究者の講演会を開くなど、まちづくりの在り方をみんなで考えました。

 この運動を通して、福島県では店舗面積6千㎡以上の立地には広域の見地からの調整を必要とする「商業まちづくりの推進に関する条例」がつくられ、人口減少や高齢化を迎え、〇環境負荷の少ない持続可能なまちづくり、〇歩いて暮らせるコンパクトなまちづくり、〇多様な主体による連携・共同のまちづくりを基本的な考えとしました。

 2016年に伊達市のイオン推進問題が浮上した時に、福島市は商業まちづくりにもそぐわないものとしていち早く反対を表明し、知事に申し入れを行いました。

 イオン出店は3千人の雇用を生み出すと言いますがほとんどがパート雇用です。(太田市では3千人のうちパート・アルバイトが2820名、高岡市では2500名のうち2350名がパート・アルバイト雇用)、土地は買収ではなく20年間の借地方式です。

 超大型店の出店が地域にどのような影響を及ぼすのか、住民の立場からしっかりと考え、行動しようではありませんか。