あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

県政の問題点が明確、日本共産党吉田栄策県議の代表質問

 2月26日(月)日本共産党吉田栄策県議が代表質問に立ちました。自民党、県民連合に続く代表質問ですが、原発事故から丸7年を迎える福島県の課題が明確になった質問でした。いまだ避難生活を強いられている県民は5万人を超え、震災関連死は2200人に迫ろうとしています。本県震災関連自殺者は(昨年末現在)99人と岩手県宮城県のほぼ2倍です。事故収束にはこれから30年とも40年かかるとも言われています。

 しかし、福島原発事故などなかったかのように原発再稼働に固執する国と東電。東京電力の川村会長は「この先20年で使用できそうな原発は柏崎苅和と福島第二」「原子力を何らかの形で残しておく必要があるのではないか」と福島県民を愚弄する発言をしています。吉田県議はこの発言に知事は抗議し、発言の撤回を求めるべきと迫りましたが、内堀知事は答弁を回避しました。他会派の質問には原発のげの字もありません。

 原発事故からの復興がイノベーションコースト構想、ロボットテストフィールドの整備に156億円などが中心で700億もの予算化が行われ、子育て支援やひきこもりの若者支援自立支援センターの予算削減などが目に付き「日本一子育てしやすい福島県」「全国に誇れる健康長寿の県」の姿は見えてきません。大企業呼び込み型の復興から重点を県民の暮らしを守る復興へ切り替えるべきです。県議団は奮闘中です。

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