あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

人口減少、過疎が進む北の大地の熱い取り組みを調査(旭川市・音威子府村・下川町・沼田町)

 11月5日から7日まで、福島県議会の交流人口拡大・過疎地域等振興対策特別委員会の県外調査で北海道に行ってきました。

 旭川市で観光スポーツ交流部観光課の説明を聞き、音威子府村の村立おといねっぷ美術工芸高等学校を訪問。人口約900人の村の北海道で唯一の工芸科高校で、全国で1校だけ残った全日制の村立高校です。戦後開校した村立の定時制高校でしたが人口流出で70年代には新入生が一けたに減って閉校話が持ち上がりました。村の人たちも知恵を絞り、村の85%が森林の特性も考え、工芸科へ特化し、美術コースも設け、現在では1学年40人、全員が村外出身で全寮制で学んでいます。村は「森と匠の村づくり」をかかげ、村の運動会や植樹祭など若い生徒たちが盛り上げてくれる。家具作りで知られるスエーデンの高校と姉妹校の交流を行っています。

 続いて、木質バイオマスボイラー導入で高収益農業や町営住宅の熱供給の集合住宅建設などエネルギー自給による限界集落の再生に取り組んでいる下川町の挑戦を調査。

 最後に人口3千人の農村型コンパクトなエコタウンづくりに取り組んでいる沼田町を訪問しました。小さくても地域で資源やお金が循環する持続可能な地域づくりを目指している町長さんの説明に共感を覚えました。

 地方が地域の特性を最大限に生かした戦略を自ら考え、住民と行政が共同したまちづくりに挑戦している姿に希望を感じました。

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 展示されている生徒さんたちの木工作

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 階段のところに展示されている生徒さんたちの入賞作品、見事な作品です

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 授業風景

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 バスの窓から見える北海道の風景、冬近し

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