あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

放射能汚染土壌が県内あちこちにばらまかれかねませんー除染で出た除去土壌の再生利用は許せません

 2月14日(木)から県議会が開会し、25日(月)には宮川えみ子県議が代表質問、私が27日(水)追加代表質問、3月1日(金)に宮本しつえ県議が一般質問に立ちました。原発事故からまもなく8年になろうとしています。未だに4万2千人を超える避難者がおり、震災関連死2261人、自殺者約100人、孤独死70人、本県の農林水産業も商工業も観光も原発事故前には戻っていません。

 しかし、事故原発廃炉の見通しも立っていないのに、賠償も避難者の住宅支援も打ち切りが示されています。消費税増税憲法改悪など国民の暮らしは一層厳しくなる安倍政権の下で福島県民の声を代弁して日本共産党県議団も奮闘しています。

 この中で放射能の除去土壌の再生利用問題が浮上してきました。

 放射能の除去土壌を公共事業に使う実証実験を二本松市で行うことが明らかになり、地域の皆さんの強い反対で取りやめになったのでしたが、今度は南相馬市の高速道路常磐道の盛土に使うということが明らかになり、地元の反対運動が広がっています。

 環境省は県内で発生する除染による土壌は最大量2200万㎥と見積もられ、最大99%再生利用可能と試算し、県内の公共事業で利用使用としています。朝日新聞福島放送が行った世論調査で再生利用に賛成は27%、反対は61%です。知事の曖昧な態度は許されません。福島県放射能だらけにさせないために反対の世論を広げましょう。