あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

津波の威力を物語る、瓦礫の原と化した被災地

Cimg1108

Cimg1106

被災地の叫びに、国も県も応えよ!~

3月28日、東日本大震災に寄せられた義援金を渡すため日本共産党久保田県委員長、藤倉地区委員長に同行し、相馬市新地町を訪問しました。立谷相馬市長、佐藤新地町副町長との懇談ではそれぞれ復興に立ち向かう不眠不休の奮闘が強く伝わってきました。

相馬市では被災者に支援金を一人当たり3万円支給し、広報そうま号外を発行して緊急対応の徹底を図っていました。相馬市では地震で亡くなったのは一人、その直後の津波消防団名を含む多くの人々の命が奪われました。原釜、磯部、尾浜、松川浦も壊滅、何十隻もの船の残骸が道路や家屋の残骸と共にころがっていました。

新地町被災地現場は津波のものすごさを物語る姿でした。堤防がずたずたに決壊し、水田が広がっていたのであろう平野は瓦礫の原と化していました。地震津波に加えて原発事故、この原発事故が困難に輪をかけています。相馬市南相馬市からの避難民の受け入れも加わりました。いま、県民の、いや日本国民の願いは原発事故を早く収束してほしいことにつきるのではないでしょうか!

両自治体とも当面の緊急要望として、希望者全員への住宅提供をあげていました。相馬市仮設住宅千戸を県に要望して、返事があったのはわずか60戸。これでは何年かかるかわからないので市の30億円の基金を使って家を建てる。新地町440戸の申請に対して第一次分54戸のみ。それぞれ土地を確保しているのに…。この被災地の叫びに応えることこそ、いま国が、県がやらなければならないことではないか!