あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

♪心和んだ「避難所コンサート」♪

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今月12日、いつもは避難されている方たちが眠るところ、そして食事を取るところになる保原町柱沢公民館和室が、その日はコンサート会場になりました。50人ほど避難されていましたが、それぞれ新たな避難所に移動されたりして20人になりました。いつも全国から災害支援・復興センターに寄せられた物資を届けに行っていましたが「気分転換に気軽にミニコンサートなどいかがでしょう」と声をかけたら、さっそく実現しました。

食後のひと時、車座になって聴く橘梁盟さん(梁川町)の尺八演奏。「アメイジンググレース」「おぼろ月夜」「砂山」「川の流れのように」「北国の春」など澄んだ尺八の音色に聴きほれました。避難者の方が尺八の即興伴奏で「南部牛追い唄」「かりぼしきり唄」を歌ってくれました。「フライミートザムーン」の曲にリズムを刻む小さい子どもさんと避難されている若い方。「影を慕いて」「みだれ髪」など会場からリクエストの声がかかります。

曲の合間に、笑い声とともに「家に帰りたい!」「この先真っ暗だもんなぁ…」と心の内を語る声。みんなで最後に「ふるさと」を歌いました。その後皆さんは、地元の皆さんにお風呂の提供や野菜や物資の支援など、とてもお世話になったと感謝のことばを残されて猪苗代の避難所に移られました。

その後、また新たに飯館村、川俣町の一部に計画的避難指示が出されました。牛や豚の飼育はどうするのか。生活の補償はどうなるのか。村にはいつ帰れるのか。放射能の汚染はどうなるのか。問題山積です。何よりもまず原発事故を早く収束させてほしい!祈る思いです。