あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

福島県北地区障がい福祉連絡協議会研修会

 2月19日(日)福島市保健福祉センターで開かれた研修会はとても有意義でした。「災害と障がい者ー私たちにとって本当に必要な福祉避難所とはー」とのテーマで行われました。立命館大学研究員の青木千帆子さんの話もとても新鮮でした。2010年、朝日新聞福島県は「福祉避難所」を37か所指定している先進県として紹介されていたそうです。しかし、東日本大震災原発事故で開所されたところはどこもなく、結局ゼロだったのです。知らなかった事実です。東日本大震災における主要被災地域の28市町村のNHK調査では障がい者が一般の市民の方の2倍という「障害があるゆえの犠牲」が明らかになっています。備えがあればこの数値には至らなかったはずであり、「障害があるゆえの犠牲」をなくしていくために今回の体験を教訓とすることが亡くなられた方々の思いにこたえる道であると思います。会場では何人かの発言がありました。ある重度障害の方は家が半壊し、避難所に避難し、毛布1枚とおにぎりとカップラーメンを渡されたそうです。しかし、一般の方のように毛布を敷いて床に寝ることもできず、流動食のような食事をしているその障害の方はおにぎりもカップラーメンも食べることができなかったそうです。介護の必要な高齢者や障がい者も避難できるような所、「福祉避難所」があればと切実に思ったそうです。私は今度の県議会で障がい者問題を取り上げることを発言し、約束しました。

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