あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

生命を生み出す母親は生命を育て生命を守ることをのぞみます

 第55回福島県、第9回あだち地方母親大会が二本松市北小学校で開かれました。私は特別講座「沖縄と福島の女性たち」に参加しました。桜の聖母短期大学キャリア教養学部長の二瓶由美子さんの話を聞き、意見交換をしました。植民地としての沖縄の歴史、分断されている福島県の現状、共通項がたくさんあることを原子力ムラのことやアメリカの辺野古基地問題などに触れて考えました。二瓶教授は福島大学の清水教授らとチェルノブイリ視察に行き、教育と情報がカギであることを学んできたと語りました。

 福島大学清水教授をコーデイネータに進められたシンポジュウムは「ふくしまで生きていきたい」-くらし・なりわい・子育て・・日常をとりもどすためにはーの題で語り合いました。清水教授は「放射能に対する見方、考え方、行動の違いが住民を分断している状況にある中でお互いの理解を深める機会にしたい」と話し始めました。福島県有機農業ネットワーク理事長菅野正寿さん・ふくしま復興共同センター放射能対策子どもチーム佐藤恭子さん・小学校教師狩野さんがそれぞれ現場からの思い、課題を語りました。田畑の除染に反転耕が効果があること、測りながら福島の農業を復興させるとの力強い話。ここで暮らし続けていいのかと悩みながらお母さんたちが手を取り合って遊び場の確保や健康対策など署名行動に取り組み、国会要請行動を行いながら原発NOを発信している話。建物も心も大きな被害を受けた教育現場での取り組みといずれも共感する話、元気をいただきました。

 母親大会は私の子どもたちが赤ちゃんの時からおむつやミルクを持って参加してきました。学びの場、お母さんたちとの連帯の場でありました。780人が連帯を深めた大会でした。

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