あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

ふくしま復興の誓いー祈りのコンサート

 震災から2年が過ぎました。3月11日をそれぞれの皆さんがどのような思いで迎えたでしょうか。2011年3月11日かって経験したことのない激しく長く続く揺れに襲われました。4月の県議会選挙に向けて活動に勢いがかかってきていた時でした。私の場合は3.11の重税反対集会に参加をして保原事務所に戻ってきた時でした。事務所の駐車場の車を押さえながらあたりの様子を見ていました。揺れは長く長く続き、向かいの薬師様の瓦屋根が砂煙をあげて、ガラガラと音を立てて崩れ落ちていく姿が見えました。向かいのお店からは従業員の方たちが外に出てきてコンクリートの駐車場のところにまるくなって腰を下ろしていました。その後の津波に家も田や畑も流されていくテレビの映像は信じられない光景でした。福島県は続いて原発事故に襲われました。長い長い苦しみの始まりです。助けられる命も助けることができなかった。家族もバラバラに引き裂かれ、ふるさとを奪われ、仕事を田や畑を奪われ、どれだけ多くの涙を流したことか、復興への道のりは遅々としているし、なかなか明るい光が見えてこない。だいたい、原発は収束などとは程遠い。様々な思いをこめて、式典での朗読は女優の広瀬涼子さんが行いました。第2部は雅楽師の東儀秀樹さん、バイオリニストの古沢巌さん、シンガーソングライター岡本真夜さん、福島大学管弦楽団、MJCアンサンブル、会津若松市立第四中学校合唱団が出演し、素晴らしいハーモニーを奏でてくれました。音楽の力は素晴らしい、ひと時でした。