あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

司法は何を狙っているのか!名張毒ぶどう酒事件映画化「約束」を見て

 

あまりにも理不尽な事実に泣けて仕方がありませんでした。無実を叫び続け、再審を訴え続けて51年、またもや司法は不当判決で再審決定を覆した。1961年(昭和36年)三重県名張市葛尾という村で起きた毒ぶどう酒殺人事件。その犯人とされた奥西勝、「自白」が決め手とされた。物的証拠はない。検察側が証拠とした王冠の傷など、弁護団が一つ一つ、その嘘を暴いていく。無実を訴え続ける奥西さん。そして、この理不尽さに怒りと正義をもって支援する人々。国民救援会の川村さん。鈴木弁護士はじめ弁護団の皆さん。権力の力による理不尽さに怒りがこみあげてくるが、これに立ち向かう人々の姿に胸が熱くなります。自白を強要されることによって、家族を巻き込んでめちゃめちゃにしてしまう、この権力の大きさと同時にそこに立ち向かう人間のりりしさを教えてくれる。奥西さんを牢獄から救いたい。生きているうちに。一人でも多くの人にこの事実を知ってもらいたい。