東日本大震災から丸4年が過ぎました。3月11日(水)は各地で追悼集会が開かれました。地震、津波に加えて原発事故という複合、多重災害を受けた福島県は未曽有の困難を抱え、復興へ立ち向かっています。いまだに約12万の県民が県内外に避難生活を強いられ、震災関連死は1880人を超え、自殺者も、被災三県で最も多く、増え続けています。
この災害を教訓として、この悲劇を繰り返させないために、私たちは今のふくしまの現状と原発ゼロを発信していく役割を担っていると思います。そして、もうだまされてはならないと思います。多くの人々が原発は安全と信じ込まされてきました。まさかこんな事故が起きて、ふるさとも、人生も奪われてしまうことを考えもしなかったでしょう。でもその一方で、原発の危険性を訴え続けてきた人々がいるのです。私は一人の高校教師のことが思い出されます。私は結婚して最初に住んだ所が大熊町でした。福島第一原発1号機が稼働し始めていました。その年、原水爆禁止世界大会の東京大会へ浜通りの代表として参加したのが私to
門馬先生でした。その門馬先生は原発事故が起きた時に自分がもっと反対運動でがんばっていれば、こんなことにならなかったのではないかと自分を責め、体調を崩され、避難していた東京で昨年亡くなられたことを知りました。悔しい限りです。福島原発はアメリカの専門家からもやめるべきと指摘されていた欠陥原発であることや非常電源のジーゼルエンジンが二つもまったく同じような状況に作られていたことなど問題だらけであることも明らかにされています。なによりも、使用済み燃料の処理が出来ない原発を再稼働させるなど無責任の極みです。それを許さないために、本当のことを知るために学び、みんなで力を合わせる時だと思います。