東日本大震災で使えなくなってしまった国見町役場。新築オープンとなりました。本体約21億+内部の設備などで約29億とのこと。県産材を使い、広々とした開放的な雰囲気の役場となりました。液状化し、かつても地震のダメージを受けて作り直した役場だけに、同じ場所に建設するには耐震対策がどうなっているのかが一番関心があるところでしたが、説明では液状化したところは上から3メートルの範囲であったのでそれを超える7メートルを削り、地下とし、そこからさらに37メーターの管を約80本打って耐震対策を行いその上に3階建てを建設とのことでした。藤田病院のような免震構造は5階以上でないとできないために別の対策を行ったそうです。
合併60周年の記念式典では佐藤力元国見町長が表彰を受けました。考えてみれば佐藤力元町長が合併しないと頑張らなければ60周年の記念式典はなかったことですし、原発事故の震災を受けて、きめ細かい対応をするには合併しなかったことが良かったと立証されたという声が会場の参加者からも聞こえてきました。