今年も99歳と89歳の母と一緒に紅白歌合戦を見ながら大晦日の年越しを過ごしました。沖縄から孫たちも合流し、にぎやかな年越しとなりました。
今年、満99歳を迎える夫の母は福島市のケアハウスでお世話になっています。施設では最高齢のようです。終戦近くに南京にわたり、戦後、夫と長男を連れて引きあげてきました。いくつもの病気を乗り越えてきました。89歳の私の母は稼業の倒産、相次ぐ子どもたちの発病、心の病を抱えた人たちの居場所づくりに取り組んだのも60歳を過ぎてからと波乱万丈の人生を生きてきました。人生の夕映えの時をおだやかに迎えさせたいものだと思いますが、日常を支える環境と平和があってこそと思います。何事も金次第が強まっている日本の社会の在り方が福祉の分野でも考えさせられます。安心して暮らせる社会にしなければと思わされます。そして何よりもその土台は平和な社会であってこそです。