1月15日(金)ふくしま復興共同センター・福島県商工団体連合会・福島県農民連が福島切り捨てを許さない東電・政府交渉を行いました。私はふくしま復興共同センターや福商連の皆さんと東京へ向かいました。バス3台で参加した農民連の皆さんなど約200人の参加となりました。
国会議事堂近くで官邸前の抗議集会を行い、午後からは衆議院第一議員会館で政府・東電交渉を行いました。官邸前抗議集会には畠山和也衆議院議員が駆けつけました。農民連根本さんは今回のテーマは「だまされっちらんに」だとあいさつしました。楢葉町避難者の早坂千恵子さんは「9月5日に避難解除されたが帰還したのは人口の5%にすぎず、除染労働者の宿舎がめだち、故郷の様子はすっかり変わってしまった。国は原発事故に学んでほしい。再稼働など考えられない。」とふるさとを奪われた避難民の実態を切々と訴えました。
要望に対して経産省、環境省、文科省、復興庁、林野庁、東電の担当者が答弁し、やり取りをしましたが参事官補佐や課長補佐など若い担当者とのやり取りは漫画チックな場面もあるほど現場の実情を分かっていないという印象を持ちました。
賠償の値切りは認められない。なぜそのようになるのか計算のプロセスを明確にすること。野菜・果樹の賠償で売り上げ差から単価差への変更を一方的に行わないことなど具体的な内容でした。
福島原発事故は人災。収束していない。この福島から具体的な現場の声をあきらめずに上げ続ける重要性を実感した行動でした。