11月16日から18日まで県議会農林水産常任委員会の県外視察が行われました。9月実施の予定が北海道の台風被害があり、延期の実施となりました。初日は全国どこでも共通課題になっている担い手育成に取り組み、独立就農につないで成果を上げているむかわ町地域担い手育成センターを訪問しました。就農の意欲をもってむかわ町に飛び込んでくる若い人たちを受け入れ、独立就農まで、住む住宅の支援や、短期研修、長期研修、就農地・資金制度など丁寧な援助が準備されています。研修期間は研修助成金月10万円を受けられ、作物の売り上げに応じた特別研修助成金が支給されます。農業者をつなぐ仲間づくりなどに取り組みながら、人口約8700人の町で、町外の非農家から農業を生涯の仕事として移住した方は30人以上になっているそうです。
北海道農業公社では道内の幕別町や美瑛町、月形町や美幌町、浦河町、新ひだか町など市町村の独自の取り組みを行っている所が多数あることを伺いました。
農家の跡取り女性の皆さんの”農業女子ネットワーク「はらぺ娘」”(ハングリー精神を持って互いを高めていく意欲を込めた名前)の活動も紹介されました。
二日目に尋ねた株式会社白亜ダイシンは企業主導で農商工連携が成功している例として、その着眼点に感心させられるものでした。生産した農産物をどう販売していくか、地域の活性化につながる取り組みであると思います。
研修農場ハウス
就農者の若いご夫婦と、頑張れ! 彼女は彼を信頼しています。と語りました。