今年の第63回日本母親大会は8月19、20日と岩手県で開会されました。いのちを産み、育てる女性たちが全国各地の闘い、取り組みを交流し、それぞれのベテラン講師から学ぶことができる連帯と学びの場です。
私は「登校拒否・不登校・ひきこもり」の分科会に参加しました。
ひきこもりのきっかけが半数を超えて不登校をひきづり、長期化、高齢化が進んでいて、不登校の子どもたちへの支援がひきこもり解決にもつながることや、何らかのいじめ経験が不登校につながっている例があることなど教育全体の問題が重要なことも話されました。
東日本大震災ではひきこもっていた息子がいったん外に出ようとしたけれど、家に戻り、何度も避難を呼びかけた母親と一緒に津波に流されてしまったつらい話や父母会発足30年の岩手県の取り組みや埼玉県の取り組みなどそれぞれが体験していることなどを出し合い、涙ながらの語り合いもあり、4つの申し合わせ事項を確認しました。
◆親の想いの押し付けをやめ、子どもの気持ちに寄り添って、伴奏しましょう。
◆親が悩みを出し合い、支えあえる仲間、親の会をつくりましょう。
◆子どもや若者が認められ、安心していられる居場所をつくりましょう。
◆当事者や親の現状を学校、行政に伝え、公的援助を求めていきましょう。