あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

福島県内の先生「過労死ライン」超え―全国平均を上回る長時間勤務解消へ正規雇用で教員増員をー

 文科省が行った勤務実態調査で教員の長時間勤務が問題になってす。       福島県教育委員会の実態調査で、本県の教員は校長、副校長、共闘も含め、全国平均を上回る長時間勤務が明らかになりました。福島県の教員は文科省全国調査と比べ、勤務時間が長く、平日1日の勤務時間は、小学校が11時間25分、中学校が11時間53分、高校が10時間51分、特別支援学校が11時間11分に上ります。中学校、高校教員と副校長・教頭は平均で週60時間(過労死ライン)以上働いている深刻な長時間勤務です。

 病気で年間30日以上の長期休職の教員が増え、そのうち精神の病の占める割合も高くなっています。県内の不登校の子どもたちがこれまで最高の人数になっていますが、子どもたちを取り巻く環境も、子どもたちを教える先生方の環境も厳しい現状にあることが浮き彫りになっています。

 原発事故に直面した福島県は家族が離れ離れになったり、いじめにあったりと特有の問題もあります。教員が子どもたちにゆとりをもって向き合うことができるようにするためにも、現場で子どもたちと向き合う教員の増員は、まったなしの課題です。それも正規職員としての採用にすべきです。12月5日から始まる県議会でも取り上げます。