あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

二度と繰り返させないこの惨劇、南京大虐殺から80年の南京を訪ねて

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上海、日本軍が本拠地とした軍艦型のビル、下は蘇州の寒山寺のそばの運河

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  「南大虐殺はなかった、ねつ造だ」などと発言する一部の自民党議員がいますが、南京大虐殺から80年の昨年暮れの12月25日から30日の日程で日本の加害の歴史に学ぶ「検証・上海事変から蘇州・南京占領まで」の旅に参加しました。昨年6月に99歳で亡くなった義母が、32歳の義父の南京女学校赴任へ義父の母と5歳の長男を連れて行った南京がどんな所なのかを見ておきたいとの思いもありました。7年前に南京大虐殺があったことも全く知らずに、戦況が悪化する中、1944年6月、下関港から船で朝鮮半島にわたり、釜山から汽車を乗り継ぎ、2日以上かけて赴任した南京女学校は、現在も金陵女子専門職業技術学校として健在であることが確認できました。

 南京民間抗日戦争博物館、南京市内の虐殺現場、侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館、アジア最大規模の慰安所址、侵略戦争の資金となったアヘン密売組織を作った影佐禎昭の家、アヘン王と呼ばれた里見甫の家や魯迅公園などを見学しました。

 日本は侵略戦争で本当にひどい蛮行を行った加害の事実を確かめました。そして、南京大虐殺は突然起きたことではなく、上海から村々の虐殺を行い、首の百人きり競争などを行った事実、いかに戦争は人を「鬼畜生」にしてしまうのか。歴史はつながっている。その深い反省なしに日本の平和はない。

 この旅で肝に命じたことは日本の侵略戦争によって虐殺された人々に誓って、私たちは二度と武力を行使しない憲法9条を守り抜くという決意です。もっと深めて学び、平和な社会を築き、未来につなぎたい。

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