あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

南極の氷体験を口実に自衛隊への理解と認識を深めるというきな臭い取り組みは中止を

 5月17日付で自衛隊福島地方協力本部長名で福島県教育庁義務教育課長宛てに「総合的な学習の時間の支援について」との依頼文書が届きました。

 目的は南極の氷を使用した、総合的な学習の時間の支援を実施し、小・中学生の健全育成に寄与するとともに、自衛隊に対する理解と認識を深めるとされています。自衛隊海上自衛隊砕氷艦「しらせ」が持ち帰った南極の氷を使って学校の授業をやる必然性は全くありません。「子ども受けする」教材を使って学校の授業に自衛隊

 関わってくることは、学校の教育課程とは別の目的があるからで、教育委員会が、無批判にそれを現場に下ろしてくることは重大です。 日本学術会議は直接軍事に関係のない研究でも、「軍部の予算」を使って行う研究には応じない方針を打ち出しています。憲法9条に自衛隊を書き込むことを許すかどうか日本にとって重大な問題が問われている時です。日本共産党県議団は県に中止を求めます。