74年前の8月6日、午前8時15分、世界で初めて原子爆弾が広島に投下されました。9日は長崎に投下され、瞬時にしてヒロシマもナガサキも壊滅され、その年の末までにヒロシマで14万人、ナガサキで7万人が命を落としました。被爆者はその筆舌に尽くしがたい体験を人々に伝え、核兵器が人類と共存できないことを訴え続けてきました。
「ノーモアヒロシマ・ナガサキ」「再び被爆者をつくるな」の声は世界を動かし、2017年、7月7日、歴史上はじめて核兵器を法的に禁止する条約をつくり出しました。
核兵器禁止条約は、着実に参加国が増え、今70か国が調印、23か国が批准しています。しかし、なさけないことに、世界で唯一の被爆国である日本がアメリカの「核の傘」にしがみついて禁止条約に反対しています。
今年も北海道礼文島を出発した国民平和大行進が「核兵器のない平和な社会」を訴えて行進しました。被爆者の声に耳を傾け、核兵器のない非核平和の日本にするために力を合わせましょう。