あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

地元の高校が無くなるー結局、教育に金をかけない行政では?

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 1月28日(火)梁川高等学校で第2回県立高等学校改革懇談会が開かれました。県教委からの説明は生徒数が減少してきているので統廃合を進めざるを得ないとして、1.梁川・保原統合校の方向性について 2.第1回懇談会でいただいたご意見について3.今後の再編整備スケジュールについて説明が行われました。梁川高校定員80名(普通科2学級)と保原高校定員200名(普通科4学級、商業科1学級)を統合し、定員240名、普通科(6学級)の高校にする計画です。進学コース、教養コース、商業コースの考え方や地域をフィールドとした探究的な学びの導入、地域のリーダー育成、主体的・対話的で深い学びの実現など学校の方向性が話されまあした。傍聴者は発言できず残念ですが、「学校の方向性が示され、地域との密着した取り組みなど望ましい方向で大変良かった」「県内各地で統合に反対、地元の高校を残してほしいの運動があるが、確かに地元の高校が無くなるのは残念だが、やむを得ないのかなと思う」などの意見が出されました。

 このような意見を聞きながら、県の統合ありきのやり方に納得できない疑問が沸き上がってきました。県が説明した高校の在り方については、統合しなくても現在の高校に実施できることではないのか。現在の40人学級を世界の国々のように20人学級、少人数学級にして子どもたち一人一人の成長をはぐくむ教育にすべきではないか。生徒数が少なくなる限度ぎりぎりまで頑張ってもらいたい。教育に金をかけてもらいたい。

 地域にある学校は地域の文化であり、地域の元気の源であり、台風19号の被害の時にも梁川高校の生徒の皆さんがゴミ出しなどの支援に入り、町民の皆さんから大変喜ばれました。このような高校を地域から失くしていいのか、県のやり方に憤りを感じます。

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