忙しい皆さんだから手入れがいらないスイセンにしたよと保原事務所の入り口、両側に佐市さんが植えてくれたスイセンの花が今年も見事に咲いています。佐一さんが亡くなられてから何年が過ぎたでしょうか。一緒に訪問活動をしたり、街頭宣伝をしたことを懐かしく思い出しています。みんなで
頑張っていますよ。
4月19日(水)伊達市議団とともに伊達町の飯館村仮設を訪問しました。飯館村は3月31日に避難指示解除になりました。
でも、帰りたくても帰れない。仮設住宅入居期間が1年延長になったので「仮設を出るときは一緒にでっぺね」と話し合っている。飯館村に戻れるようなビジョンが何も見えない。飯館に戻っても、診療所は週2回、薬は川俣町まで行かなければならない。デイサービスを利用している人たちは、ここに残って、デイサービスを続けている。小学校は10人しか入学しない。道の駅など新築の箱モノをバンバン建てて、先の財政が心配ではないのか、など募る思いがいっぱいです。飯館に戻っても、冷え冷えとして寒く、こちらの仮設に慣れてしまった。子どもの所に行った人は精神的にもおかしくなってしまったり、これからのことはまだまだ不安が大きい。という話をたくさん聞きました。体に気を付けてください。これからの暮らしが少しでも安心できるものになるようにご一緒に頑張っていきましょう。
4月13日(木)日本共産党県議団が視察を行った「ゆうきの里東和」は地域資源循環型「里山の暮らし」の実現に向けて、ふるさとづくり協議会がつくられ、人々が力を合わせて取り組んでいて、学ぶものが、詰まっていました。
最初に堆肥づくりセンターに行きました。農作物づくりの土台が堆肥です。COOPを辞めて、農家のためのたい肥作りに挑んだ白土さん、循環型有機農業を目指す有志19名で会社を設立。地域の有効な資源牛ふん、もみ殻、食品残さなどを活用した見事な堆肥が出来上がっていました。
かって栄えた絹産業が衰退し、耕作放棄地になっていた桑畑にブドウの木を植え、かっての稚蚕所をワイナリーにして、農家の夢が詰まった「夢ワイン」が動き始め、豪華列車に使われることも決まりました。
道の駅ふくしま東和を真ん中に産直、特産加工、新規就農支援など、「田畑が荒れれば心も荒れる」と子どもたちにふるさとの原風景を伝え、人と人、人と自然の触れ合うふるさとづくりを進めています。農家民宿も100人の受け入れができる20軒を超し、都会の皆さんや子どもたちの農業体験や被災地の視察などに取り組んでいます。
美しい村など初めからあったわけではない。美しく暮らそうという村人がいて美しい村になるのである。(柳田邦夫)