2月5日に開かれた今年の春を呼ぶ女性のつどいは森住卓さんによる「福島と世界の核汚染」と題する講演を行い、約150名の参加者で会場はいっぱいになりました。大震災・原発事故直後の3月13日に双葉町に入り、15日は飯館村にはいり、高い放射能を測定した記録や人々が避難した後の町の姿など貴重な画面に釘付けになりました。森住さんがチェルノブイリ原発やセミパラチンスク核実験場で通用していた放射線測定器の針が振り切れてしまうほどの汚染地帯となっていたふくしま。世界の核汚染地取材の経験が役に立たない、福島の汚染のレベルはケタ違いだった。その事実を私たちは直視してことにあたらなければならないとの思いを強くしました。危険を顧みず記録しようとの心意気、プロの姿勢のすごさに触れた思い。飯館の方たちが避難している伊達町伏黒の仮設住宅で知り合いになった長谷川さんご夫婦も参加されて、発言していただき、飯館の状況を知ることができました。会が閉会になってからもあちこちに輪ができて話し合いの場が持たれていました。