あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

県民健康管理調査検討委員会の「議論誘導」疑惑問題で県の調査結果報告

10月3日、5日の毎日新聞報道を受けて県議会で大きな問題になった「県民健康管理調査検討委員会」で「議論の誘導」があったかどうかについて総務部長を委員長とする調査委員会が作られて調査が行われました。9日(火)、福祉・公安常任委員会が開かれ調査結果が報告されました。日本共産党は残念ながら福祉・公安常任委員会に入っている委員がいないために委員会傍聴という形でその内容を聞き、その後各会派に県からの説明がありました。県の結果は「発言内容の調整等を行ったという事実は認められなかった。」というものです。私たちは今まで8回開会された検討委員会とその事前に行われた準備会・事前打ち合わせに提出された取扱い注意と書かれた文書を目にしました。そこには・SPEEDI再現データ(3月15日の課題)の質疑に終始しない。(SPEEDIの話題のみが着目される可能性あり、そうならないよう願います。また、そうなった場合は、「線量評価委員会」で検討とそらして下さい。)「明石先生と要調整」との記載があります。また、第6回にも「・他の生活習慣病リスクの低減が重要との議論へ繋ぐ?」との書き込みがあります。これはまさに意見の誘導、調整ではないでしょうか?明日の県議会総括審査会で宮本県議が質問に立ちます。

 

 第8回の検討委員会では子どもたちの甲状腺検査の結果甲状腺がんが一人確認されたとの発表がありました。しかし、原発事故の影響は否定しました。この結論についてはチェルノブイリにかかわってきた医師の菅谷松本市長は「現段階では「分からない」としか言えないはずだと即断をいさめています。県は県民の信頼にこたえることが求められています。