10月27日(土)福島大学で第10回の松川事件語り部講座が開かれました。歴史家の中村哲郎さんが「平和・民主主義・人権を求めて、松川事件。運動に学ぶ」と題して公演を行いました。続いて窪川健造監督・新藤兼人シナリオの映画「手をつないで」が上映されました。松川事件で死刑の宣告を受けた鈴木信さんの家族がモデルの映画です。女優の渡辺美佐子さんが信さんの奥さん役で出演しています。小学生の二人の子供さんが巻昆布の内職の手伝いをしている様子など被告とされた家族の皆さんの苦労が涙なしには見られないものですが、子どもたちの明るさや、夫の無実を信じてけなげに生きる家族の姿が明るく捉えられています。地域のフォークダンスの和に入るラストシーンも爽やかな印象のとてもいい映画でした。最後に10回出席の皆勤賞、7回以上参加の方が認定証を授与されました。