新潟で開かれた今年の自治体学校の記念講演「参院選の結果と安倍政権」で渡辺治一橋大学名誉教授は選挙後の今日の情勢の特徴を歴史的に紐解きながら、大変わかりやすく語りました。アメリカの強い圧力のもと、安倍政権が最もやりたがっている改憲、軍事同盟強化の道は、私たちが、きちんとして取り組みを進めれば阻むことができる。その確信を持つことができるものでした。自民党の元幹事長、野中弘氏と面談した時のことを紹介しました。「あと1っか月遅ければ自分も特攻隊に行くところだった。朝鮮人の友人は日本人として戦死している。若い人たちを戦場に送ることを許してはならない。自分の目の黒いうちは絶対にやらせない。」と語ったそうです。安保や自衛隊について意見が違っても、9条を変えて「、戦争できる国」づくりに反対する保守層の人たちは少なくない。文章を変えなくても、解釈によるなし崩しの「戦争できる軍隊」「戦争できる国」づくりを許さない国民的協同の運動を大きく広げる時だと思います。
今は、市民運動の力、地域の保守層の保守離れ、女性の力など安保闘争の時には見られなかった新たな特徴があります。地域を根城に保守と共同して、国民的運動をつくりあげ、構造改革、改憲に終止符を打ち、命と暮らしを守る新しい政治を開く時だと思います。
今年の自治体学校の参加者は1千人を超えました。私は分科会は「社会保障制度改革推進法」と住民生活、そして自事態の役割に参加しました。夜は「ストップ!生活保護改悪」のミニ講座、地酒交流会に参加しました。