あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

放射能で海を汚さないことを基本原則にー日本共産党の緊急提言

 福島第一原発放射能汚染水問題は極めて深刻な事態になっています。安倍首相は国際オリンピック委員会総会で「汚染水の影響は福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメートルの範囲内で完全に ブロックされている」と述べました。「状況はコントロールされている。」「何の問題もない」と世界に向かって発言しました。この発言に「うそつきだ」「言った通りに早く実行してほしい」などの声があがり、東京電力も「外洋流出否定できない」と首相発言を否定しました。

 そういわざるを得ない汚染水問題で国が全責任を持って危機を打開するために緊急提言を行いました。(1)「放射能で海を汚さない」ことを、基本原則として確立する

(2)放射能汚染水の現状を徹底的に調査・公表し、「収束宣言」を撤回するとともに、非常事態という認識の享有を図る (3)再稼働と原発輸出のための活動をただちに停止し、放射能汚染水問題の解決のために、もてる人的・物的資源を集中する(4)東京電力を「破たん処理」し、「コスト優先・安全なおざり」を抜本的にただす。とする内容です。

 県議団はこの提言をさっそく、知事、副知事、各部長、県議会議長、副議長、各会派に届け懇談しました。今までのもやもや感がすっきりした思いです。25日は東京電力、国を呼んで県議会全員協議会が開かれます。汚染水問題で神山団長、賠償問題、除染問題で私が質問に立ちます。県民の思いに立って発言します。