あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

福島第二原発の廃炉は持ち主の東京電力が決めることと答弁した国の態度に怒り!

 

4月25日(金)環境回復・エネルギー対策特別委員会が開かれました。質疑の中で、神山団長が先日の日本共産党の政府交渉の中での国の答弁に触れました。国の担当者が福島原発の第二原発廃炉については「持ち主の東京電力が決めること」という答弁をした。とんでもない態度だと報告をしました。県の方たちはこれをどう受け止めたでしょうか。出席していた全員がびっくりしたのではないでしょうか。10基廃炉を求め、原発に頼らない復興を目指している福島県にとっては怒り心頭です。廃炉に向けて、廃炉カンパニー設置で責任転嫁になるのではとの意見も出されました。いずれにしても国の責任ある対応をオール福島で求めていかなければならないということを強く思わされた委員会の論議でした。私は市町村の除染問題を質問しました。原発事故から3年を経て、住宅除染はなお44.2%にすぎません。そのうちの調査にて終了とされている伊達市5,232戸、田村市3,505戸を含む11,542戸の考え方について、どのような状況をもって、調査にて終了とするのか、市町村であまりにも差があるが、どういう訳か。除染はあくまでも住民の納得と合意で進めるべき。手抜き除染の対策はどのようにしているのか。との質問に対してはあまり明快な答えはありませんでした。伊達市の担当者は「線量を測り、うちでは除染はやってもらう必要はありません。」と合意したところを「調査にて終了」にしているとのことでした。他会派からも「子どもたちの遊び場の公園の除染がやられたけれど、除染の前から子どもたちがここで遊んでいたのに、今頃やっても意味ないのでは」この質問にどう答えればいいのかなどの発言がありました。