1月17日(土)桑折町仮設の第1集会所で避難している浪江町の皆さんとの懇談会が開かれました。高橋千鶴子衆議院議員、衆議院選挙で比例候補として奮闘した岩淵とも県常任委員、日本共産党県議団から宮本しつえ県議と私、浪江町馬場績町議、避難者支援員の野口さん佐藤さんが出席しました。
あいにくの雪降りになってしまいましたが、参加された方たちから切実な話がたくさん寄せられました。〇浪江に帰るたびに草ぼうぼうになっている姿にがっかりしてしまう。道路わきの草刈りができないものか。〇夫を亡くして一人になってしまい、家の周りの片づけもできない。お願いできないものか。〇イノシシの被害がある。〇4畳半二間の仮設に夫婦二人住まい。夫が車いすでベットの生活にしたいが狭くてかなわない。空いてる仮説を物置に借りてベットを入れられないか。〇身体が疲れるので病院で診てもらったら遅く表れた震災ストレスではないかと言われた。アレルギー、高血圧、甲状腺に膿胞が見つかった。〇孫たちが学校にも慣れ、友達の関係も考え、浪江の家は朽ちてきて住める状況ではなくなっていることもあり、戻らないと決めた。復興公営住宅に入れるようにしてほしい。〇医療費無料は継続してほしい。1年刻みではなく、安心できる制度にしてほしい。〇自宅に帰る時に114号線の信号が点滅しているのを直してほしい。〇仮設住宅の一人当たり面積が6坪では狭すぎる9坪にしてほしい。〇隣の会話がすっかり聞こえてしまう間仕切りに配慮してほしい。などです。
復興のための予算をどう作るかも話題になりました。故郷にもう帰らないと決める人の割合が増えてきています。一人一人の生活の復興へ東電も国も最後まで責任を持てと言い続けなければならないと強く思いました。参加者の中に、事故直後に保原町柱沢の中央公民館に避難をしていてお世話になりましたという方もおりました。健康に気を付けて、生き抜きましょう。