「良い制度は持ち帰って、米国も見習うべき」とムーア監督、自らが侵略者となって世界各国に潜入し、「各国のいいとこ取り」を試みる映画です。「イタリアの労働環境」「フランスの学校給食」「フィンランドの教育」「ドイツの労働者」「ポルトガルの犯罪」「ノルウェーの刑務所」「チェニジアの女性進出」「アイスランドの男女平等」など今のアメリカに必要なものをムーア監督は根こそぎ持ち帰ろうと試みると解説されていますが。年間80時間の有給休暇を使って生活をエンジョイするイタリアの労働者夫婦の生き生きとした姿など、日本に持ち帰りたいものばかり。疲れていたせいか、ところどころ眠ってしまいました。医療問題を取り扱った「シッコ」とともに、もう一度見たい映画です。