あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

東北中央自動車道阿武隈東道路開通式

 3月26日(日)相馬市東玉野地内で東北中央自動車道阿武隈東道路開通式が行われました。国道115号線では急カーブがある一番の難所のところでしたが、10.5KM  の開通となりました。七曲りの危険個所が改良できたことは良かったと思います。しかし、わが会派では道路整備の在り方については新たな大型道路にお金をどんどん使うことはいかがなものかという考えを示してきました。115号線の危険個所の改良を進めることで財政支出を考えるべきと述べてきました。財政が余りあるという状況ではなく、膨大な財政が道路優先になれば、切実な福祉や教育、医療など暮らしの予算にしわよせが出ている現状ですから。復興道路に位置付けられてからはそれいけどんどんの予算化です。何を優先すべきかはやはり疑問が残ります。

学びました。憲法は国民の暮らしを守るために、国に守らせるルール、憲法9条を守るだて女性の会春を呼ぶ講演会

 3月25日(土)憲法9条を守るだて女性の会恒例の憲法学習会が開かれ、平和な日本を未来に手渡すために、憲法を守り抜く決意の場となりました。

 宮城県白石市在住の遠藤さんご夫妻「ノースミント」によるオカリナ演奏とさわやかな歌声でオープニング。講演は「暮らしの中の憲法」と題してけやき法律事務所の若き弁護士長谷川啓さんが話をされました。

 〇自分らしく生きること。「個人」の尊重〇差別されない、法の下の平等、〇表現の自由生存権原発事故と憲法上の権利〇国民一人一人が主役〇平和の中で生きることなどについて、憲法のそもそもをわかりやすく学ぶことができました。

 現在の日本は憲法違反が多すぎる。国が守るべき憲法を守らず、憲法違反の現実を認めさせる憲法に変えようとしている。いま日本はせめぎあいです。長谷川弁護士は最後に述べました。

 憲法やそこに定められている権利、自由を意識しなくても暮らしていける社会であれば、きちんと憲法が機能しているといえる。しかし、現実は憲法にとっては危機的な状況。憲法は、国家権力が守るべきルールだが、国民自身も、憲法を理解し、それを実現できるよう日々、生活・行動する。私たち自身が憲法を守っていく。と結びました。

 「なぜ、弁護士になったのか」との質問に長谷川弁護士は「僕は中学校をほとんど行かず、通信高校から大学へ、そして弁護士になったのですが、色々な方に助けられてきた。助けを必要としている人の手助けができればと思った。」との話にも感銘を受けました。「憲法守るだて女性の会」の粘り強い取り組み、継続は力なりを実感しました。

”ふるさとを返せ、生業を返せ”生業裁判結審へ前夜祭とデモ行進など決意を込めた行動を繰り広げました。

 3月21日(火)日本共産党県議団は県議会報告をみんなで作りながら、裁判所前で行進団を迎え激励行動を行いました。愛知の田中さんや瀬戸市からも参加された方達から声をかけていただきました。群馬の地裁判決は「原発事故の国、東電の責任を明確にしました。賠償問題では課題が残りましたが今後の判決にも影響を及ぼすものと思います。引き続き、世論を巻き起こしていきましょう。

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菊池和子さん写真展、フクシマ漂流はつづく

 3月18日(土)福島市亜久里珈琲店で開かれていた菊池和子写真展「フクシマ漂流はつづく」を見ることができました。東京でギャラリー結いを開いている私の幼馴染の友人から開催のちらしが届いていました。2002年12月から6年間ポルトガルリスボン市で暮らしていた菊池和子さんが原発事故以後、フクシマを訪問して、写真を撮り続けてきました。

菊池和子さんの詩 あの日から

あの日から

フクシマは日本と世界の道しるべとなった

ヒロシマに降った死の灰の168倍もの放射能が降り注いだのはフクシマだけではない

栃木・群馬・茨城・埼玉・千葉・東京から静岡辺りまで

そして、莫大な量が太平洋に落ちた

この6年間で空間線量は下がってきたが

土に付着して雨や風に流され

今後何十年も、あるものは気の遠くなるような未来まで存在し続ける

汚染された大地の表皮は黒いフレコンバックに詰められ

ゾンビのように増殖し続ける

人々は土地も家も家族も仕事も学校も

何もかも奪われた

中には命さえも

家畜もペットも森や林の生き物たちにも

過酷な運命をもたらした

フクシマとフクシマの人々の声を

私は聞かねばならない

写真に閉じ込められた「無念」の叫びを

穏やかな目の奥の悲しみを各災害の道しるべの言の葉を

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目が見えない、聞こえない、暗闇の世界でも、介助があれば社会参加ができる

 3月19日(日)福島県ロービジョンネットワーク主催の講演会が開かれました。「ヘレンケラーになった女子大生」、東京盲ろう者友の会の荒美有紀さんが講演をしました。

 荒さんは16歳の時に神経性の病気を発症し、22歳の時に視覚と聴覚と下肢に障害があらわれ、自分の体に触れている人しか認識できなくなり、自分が欠陥品のように思えた。しかし、多くの人々との出会い、通訳介助者の支援で、椅子に例えれば、一本足の椅子でも立てるようになった。(健常者は4本足の椅子)

 見えない、聞こえない盲ろう者は3つの困難がある。1。移動の困難 2。情報収集の困難 3.コミニケーションの困難。これらの困難を通訳解除によって克服。手のひらから世界が広がることがわかり、もう老舎の社会参加の促進には通訳者が必要なことが理解できました。

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