「完全賠償をさせる県北の会」が東京電力に説明会を求めてきましたが、拒否を続けてきました。その東電がようやく説明会に出席することになりました。6月16日福島市民会館にはたくさんの人が詰めかけました。「原発事故の時に娘二人も含め家族10人で新潟県に避難した。避難所2か所は満員だったので、周りの方に迷惑をかけないようにホテルに宿泊。これだけで10人で10日間で100万円かかった。その後会津に避難、精神的慰謝料も含めて賠償したい」「地震でアパートは壊れてしまい、娘たちに連れられて、飯館に避難した。情報がまったくわからず、放射能の高い所に避難して、精神科の薬も飲めず、外でうろうろしていた。自分のような場合はどうなのか」など切実な思いが次々とせきを切ったように語られました。東京電力の職員が9人来られましたが、「ご迷惑をかけており、申し訳ありません」と深々と頭は下げますが、具体的にどうするのか、誠実な対応は見えません。一人一人、具体的に申請を行い、行動を組織して、広げることで東電に責任を果たしてもらいましょう。二度とこのような悲劇を繰り返させないために、あきらめない戦いを粘り強く広げましょう。