第54回自治体学校が静岡県浜松市で開かれました。私は7月21日の全体会、夜の地酒交流会、22日の分科会は「災害から住民を守る」分科会に出ました。そもそもから、物事の基本から学ぶこと、考える視点をどこに置くことが大切かを学びました。学ぶことは取り組む意欲を引き出す原点だと改めて思いました。住民の命と財産を守るためにどうすればよいのか。専門的に研究している先生の話や各地の実践に刺激を受けました。防災について、安全なまちづくりについて足元から考えてみる必要があると思います。全大会のパネル討論にはふくしま復興共同センター事務局次長の小川英雄さんが被災地福島について報告しました。東京大田区役所、生活保護面接員の渡辺さんは「住民の生命を守る砦ー福祉事務所の現場から」として、生活保護の現状と実態を語り、報道で取り上げられた「不正」受給の問題をどう見るかを語りました。札幌市白石区で「病死・餓死」した姉妹のことを歌にして歌いました。二人の無念さが思われ、会場からもすすり泣きが聞こえました。いま何が起きているか現実を知り、全国各地で住民参加が前進し、自治体職員の専門性が発揮され、開かれた地方議会が生まれているホンモノの探求をする学びの場。みんなが先生、みんなが生徒のネットワーク。受身ではなく、お互いに学び合い、教え合って自治を担う幅広いネットワークを広げる大切さを学びました。