3月30日に福島市アオウゼで開かれた松川事件語り部養成特別講座は「松川事件と国鉄・東芝、これまで語られなかったこと」を中心に伊部正行前教授が話をされました。福島市松川で起きた列車転覆事件の年、1949年はどんな年であったのか。アメリカのマッカーサーが連合軍最高司令官を務めており、国鉄10万人の首切りが出され、下山・三鷹事件が起き、続く松川事件では当時の組合幹部の日本共産党員がやったとされ、死刑判決を下されました。
「無実の者を殺すな」との一大運動が巻き起こり、裁判での無実を勝ち取りました。しかし、真犯人はまだ明らかになっていません。アメリカ占領下で起きた一大謀略事件の真実はまだこれからです。色々と不思議な出来事が出てきています。福島県で起こされたこの謀略事件を風化させることなく真犯人が明らかになるまで語り繋いでいかなければと思います。原発問題と同時に福島県人の役割だと思います。もっと詳しく調べてみたいと思います。それにしても伊部先生の努力には頭が下がります。福島大学の資料室が資料を見ることができるものとして存続できるようにしなければと思いました。
