あべ裕美子のかけ歩き

日本共産党・あべ裕美子福島県議の活動報告です

許すな!原発再稼働と一体に福島切り捨てを進める政府の「新指針」

 6月23日(火)県議会の一般質問に立ちました。調度、戦後70年、沖縄戦慰霊の日でした。私は原発事故から5年目を迎えた福島県が直面している最大の問題である「福島復興指針」を中心に取り上げました。5月27日に出された自民党公明党の第5次与党提言は帰還困難区域以外のすべてを2017年3月までに避難解除し、それと一体に避難者や自治体への賠償を打ち切るというものでした。(精神的損害賠償は2018年3月まで。)

 6月7日にようやく知事が会長を務め、206団体が参加する県の「原子力損害対策協議会」が開かれました。ここに寄せられた各界の声は「あと2年で原発事故前に戻れるとはとても考えられない。今、期限を切るべきではない。」と切々と被害の現状を訴えるものでした。しかし、国はその声を意に介せず、くみ上げることもなく5日後に「福島復興指針」として閣議決定したのです。

 そこには、原発の再稼働と一体に福島を切り捨てる安倍内閣の大企業の利益優先政治がくっきりと表れています。