そこは見事なロケーションです。正面に半田山、その奥に蔵王が顔をだし、信達平野が広がり、梁川町、桑折町、保原町が展望できます。10年前の「どんぐりの森づくり」の時に植えたさくらが見事な花を咲かせていました。鶯の鳴き声も聞くことができました。
霊山町、保原町、梁川町の境に位置する大舘山は共有地財産管理会が管理する山で、
今から100年前に山を払下げてもらい、農民が暮らしを立てるために開墾し、田畑で作物をつくってきました。蚕仲間が開墾して、桑をとって養蚕に取り組んできました。安い中国産に押されて、養蚕がすっかりダメになり、桑畑も荒れ果てました。
養蚕を営んできた堀江やすもとさん(元伊達市議)は福島市わたりに花見山をつくった阿部一郎さんの考えに感銘して、この山を花見山のように花咲く山にしたいと思うようになり、コツコツと花木を植え始めました。これから10年先、20年先の花満開を夢見ながら取り組んでいます。4月10日(日)は地元の皆さんと東京からのお客さん5名も加わって、総勢30人を超える参加で花木を植林し、手作りの昼食で花見をしました。新日本婦人の会伊達支部の桜の木2本も植樹しました。”花には平和が似合う”晴れ晴れとした気持ちで花々を観賞できるように平和な日本をつくろうの思いは一緒です。